堀場製作所、英国に「車」工科大を開設したワケ
ホリバマイラは東京ドーム約60個分に当たる約300万平方メートルの広大な敷地に、全長約100キロメートルのテストコースや研究拠点、車開発に必要な多数の試験設備、試験棟も持つ。トヨタ自動車やホンダ、英アストンマーチン、独ボッシュなど30社超の完成車や部品メーカーも入居して開発拠点を構える。
開設した工科大学は「マイラテクノロジーインスティテュート」。投資額は数十億円規模とみられ、英国の産業振興基金から支援も受けた。大学の敷地は2万4500平方メートル。設立に当たり、堀場製作所は地元大学である国立コヴェントリー大学や同レスター大学などと提携、これら大学からは教師も招く。またホリバマイラに入居するメーカーとも連携し、講義にはホリバマイラの設備も使う。
ボディー、シャシー、パワートレーンのシミュレーションや試験のほか、電動車、安全機能、インターネット接続、自動運転技術、サイバーセキュリティーの技術も習得できる。短期講習から博士号の取得まで幅広いコースを選択できる。以前から入居企業と協力して学生向け授業を行うなど、人材育成に取り組んでいた。
