5G用アンテナの熱問題解決へ「大きさ半分に」
電波を放射するアンテナを放熱に利用する構造は世界初という。5Gに使われる4・6ギガヘルツ(ギガは10億)帯を放射する小型のアンテナ素子を基板上に垂直に立てて配置する。アンテナ素子は互い違いに並べて素子の間を空気が流れるよう設計する。
アンテナ面と裏面のヒートシンクの両方から熱を逃がせる。高周波回路などの発熱と熱伝達をシミュレーションして、半分の大きさで90度C以下に保てることを確認した。放熱は自然空冷で十分で、冷却用のファンなどは不要。可動部がなくメンテナンスの頻度を大幅に減らせるという。
屋内の壁際に5Gアンテナを設置する場合、壁側は熱がこもる課題があった。アンテナ側は空間が開かれているため冷却効率が高い。アンテナ素子や放熱板はプリント基板をベースに作成でき、量産に向く。詳細は25日からドイツで開かれる米電気電子学会(IEEE)5Gサミットで発表する。
