2018年8月11日、埼玉県久喜市にある「鷲宮(わしのみや)神社」の鳥居が倒壊し、話題となっている。

鷲宮神社は「お酉様の本社」として知られる関東の古社である。ここをモデルとした神社が登場する『らき☆すた』が、2007年にアニメ化して以来、多くのファンが押し寄せる「聖地」としても有名な場所だ。年末に行われるコミックマーケット(コミケ)に参加した全国のアニメファンが、年明けに鷲宮神社を訪ねて初詣をする......、そんな定番コースも存在すると言われている。

倒壊したのは折しも、2018年夏のコミケ開催中(8月10日〜12日)だった。地元の人々はもちろん、多くのアニメファンにも、この衝撃のニュースは伝わった。

突然の倒壊、「恐ろしい...」、でも「怪我人がでなくてよかった」


鷲宮神社の境内(Ocdpさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッター上の反応を見てみよう。

現場の写真と共に、「恐ろしい...」「来られる人はお見知り置きを」といったコメントが添えられている。

「私が最後に行ったのは去年の夏でした。......その時撮影した写真をツイートしておきます」というコメントと写真を投稿する人もいた。

「原因は老朽化」との投稿もある。鳥居は築100年以上が経過し、過去に数回修復工事が行われていたが、雨水などが浸透して柱の根元が腐食し、倒れたようだ。

「怪我人がでなくてよかった」というコメントも......。不幸中の幸いと言うべきだろう。一日も早く修復されることを祈ろう。「寄付なら喜んで」という人も多いようだ。

とはいえ、「あるべきものが、あるべきはずの場所にないことは本当に悲しい・・・」と惜しむ声は尽きない。