本田は破格の待遇で豪州に移籍する

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 日本代表MF本田圭佑のオーストラリアAリーグ、メルボルン・ビクトリーへの入団が決まった。契約内容は公式サイトで「クラブ史上最大の契約」と紹介されているが、オーストラリアでは破格となる見込みだ。

 Aリーグはサラリーキャップ制を導入しており、チーム全員の年俸の合計が210万豪ドル(約1億7300万円)以下にしなければいけないと定められている。ただし本田は各クラブが制限を受けることなく1名を獲得することが出来る「マーキープレーヤー」として加入する。事前報道では年俸は290万ドル(約3億2300万円)で、そのうちクラブが130万ドルを負担。残りの160万ドルはオーストラリアサッカー連盟(FFA)と『フォックス・スポーツ』が負担することになるのだという。

 かつてはユベントスで活躍した元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが2012年にシドニーFCに移籍した際に大きな話題をさらったAリーグ。そのデル・ピエロでも当時、年俸160万ユーロ(当時約1億6000万円)の契約だっただけに、本田への期待の高さが伺える。

 公式サイトでクラブ会長のアンソニー・ディ・ピエトロ会長は「ビクトリーファミリーにとって素晴らしい機会になり、Aリーグで初の会員3万人を達成するクラブになることを願っている。この日を実現させてくれたFFAとフォックススポーツに感謝したい」とコメント。本田は来月、家族とともにオーストラリアに入る予定だという。