8日、テレビ東京「じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜」では、「大転落 プロ野球選手」として元プロ野球選手、G.G.佐藤氏がゲスト出演。2008年の北京五輪でやってしまった野球人生を一変させる3つのエラーについて語った。

それは金メダル獲得を宿命付けられた日本代表が韓国と対戦した準決勝でのこと。レフトを守っていたG.G.佐藤氏はトンネルしたり、フライを落球するなど3失点に絡む2つのエラー。金メダルに届かなかったばかりか、3位決定戦(アメリカ戦)でも再びフライを落としてしまう。

当時は西武の主砲として年俸1億円を得るスター選手だったが、このエラーが野球人生を狂わせる格好に。G.G.佐藤氏は、「あの1回だけですね。普通(選手は)緩やかに辞めていくんですけど、あの1回でガーンと。ジェットコースターです」と切り出すと、このシーンがテレビで流れるたびに「娘がいるんですけど、何回観ても『パパいつ捕るの?』と。これVTRだから永遠に捕らないんだけど、『パパいい加減に捕ってよ』って今でもいう」と苦笑いを浮かべた。

プロ野球選手でありながら、平凡なフライを落とした点については過度な緊張に原因があったというG.G.佐藤氏。「実はダッグアウトの裏で村田修一とかスーパースターじゃないですか。稲葉(篤紀)さんとか、広島の新井(貴浩)さんとかがすっげぇ緊張されてた」と明かすと、「普段華麗にプレーしている人達が緊張しているところを見てしまって、もらっちゃったんですよね」とも――。

また、エラーをした試合後も「新聞開いたら『A級戦犯G.G.佐藤』って。エラーってEで表記するんですけど、3つエラーしたので『EEE佐藤』とか」と語っている通り、G.G.佐藤氏には大バッシングが起こってしまった。「韓国戦負けた後に妻にメールで『死にたい』って送ってしまって、そこまで追い詰められていました」と話し、身も心もボロボロになってしまった現役晩年は「あんなに野球が好きだったのに嫌いになっちゃった。引退する時は好きになって終わりたかった」とイタリアの野球リーグに挑戦したという。