バレンタインを始め、様々なイベントで活躍するチョコレート。その中でも「ブラックチョコ」、「ホワイトチョコ」、「ミルクチョコ」でどのような違いがあるかは知っていますか?ホワイトチョコやミルクチョコを使い分ければ、贈り物のお菓子にも彩りが出ますよね。この記事では、チョコレートの種類による違いや使い方をご紹介していきます。

苦味が売りのブラックチョコレート 

カカオ豆をローストすると、「カカオマス」が出てきます。ブラックチョコはこのカカオマスから作られているチョコレートのことです。バターもミルクも使われず、純度の高いカカオマスから作られているブラックチョコは、ポリフェノールや食物繊維、鉄分が豊富に含まれています。

健康に配慮するなら、ブラックチョコがベースのお菓子がおすすめですね。また、ブラックチョコはビターな味わいが特徴的で、甘いものが苦手な人でも楽しめるチョコレートとして知られています。苦めのケーキを作ることもできますし、アイスやクッキー生地のような甘いものに混ぜ込むのもおすすめですよ。ガトーショコラの生地に使う方法もあります。

脂肪分たっぷりのホワイトチョコレート

チョコレートをつくるときは、カカオ豆をローストして出てきたものを「カカオマス」と「カカオバター」に分けます。カカオバターは、カカオ豆から出てくる脂肪分のこと。苦味や茶色い部分のあるカカオマスは一切使わず、脂肪分のみを使ってできたチョコレートがホワイトチョコになります。脂肪分と砂糖やミルクによってできているホワイトチョコは、甘くてクリーミーな味わいになります。

ラスクやスナック菓子など、焼き菓子との相性が良いです。生地に混ぜ込んでクリーミーさを演出してみましょう。ただしホワイトチョコは特にカロリーが高いため、ダイエット中の人には要注意です。

万能・王道のミルクチョコレート

ブラックチョコに使われているカカオマスと、ホワイトチョコに使われているカカオバター。この2つにミルクや砂糖を加えて甘くしたものが、ミルクチョコになります。よく市販で売られている板チョコの多くが、このミルクチョコですね。甘くて食べやすく、人を選ばない王道のチョコレートです。

カロリーや糖質が高いため、太るのを気にする人にはちょっと注意が必要な立ち位置にあります。ですが汎用性が最も高く、ショコラやトリュフ、生チョコなどのアレンジに最適です。


writer:さじや