シカゴ・カブスとの契約満了でフリーエージェント(FA)になっている上原浩治が、3日放送のフジテレビ「ビートたけしの私が嫉妬したスゴイ人」にVTR出演。巨人の高橋由伸監督に嫉妬を覚えていたと明かした。

23歳で巨人に入団し、新人王を皮切りに、沢村賞、最多奪三振など数々のタイトルを獲得した上原。33歳で挑戦したメジャーでも、ボストン・レッドソックス時代にワールドシリーズを制覇し、日本人初の胴上げ投手となるなど、順風満帆な野球人生を送ってきた。

その上原が「野球が上手くてカッコいい…一番ムカつくじゃないですか」と、激しい嫉妬を覚えたのが高橋監督だ。学生時代から日本代表でともに戦い、1年違いで巨人に入団。さらには生年月日も同じ(1975年4月3日)とあり、強いライバル心を抱いていたという。

同年代の女性から騒がれた高橋に対し、自身への歓声は「オバちゃんと子供だけ」。上原は「いいなあ」「ムカつく」「悔しい」とあからさまに本音を明かしつつ、「嫉妬がなくなると向上しようという気持ちもなくなる」「良い目標、ライバルをつくることができた」と、高橋が特別な存在だと述べた。

「嫉妬とはパワーの源」という上原は「自分が1年でも長く現役を」という想いがあったという。高橋が引退して指導者に転身したのに対し、上原はまだ現役を続ける道を模索しているところだ。高橋監督の下で上原が投げることはあるのか――期待するファンもいるだろう。

だが、上原は「アイツに命令されたくないんで行きたくない」「アイツのことを監督と呼びたくない」と一蹴。「帰って通用するようなものじゃない」「アメリカで終えるのが一番」と、メジャーで現役を終える考えを明かしつつ、「由伸が監督辞めたらもしかしたら巨人に戻るかも」と冗談を飛ばした。