19日、日本テレビ「NEWS ZERO」では、「文田健一郎 強さの秘密は・・・『ニャンコ』!?」と題し、レスリング・グレコローマン、文田健一郎の特集を放送。今年、全日本選手権と世界選手権を制した東京五輪期待の星が、得意の反り投げや大好きな猫について語った。

8月の世界選手権では、男子レスリングで34年ぶりの金メダルを獲得した文田は、大学4年生の22歳。腰から下の攻防が禁じられているグレコローマンにおいて、華麗な反り投げを主武器として世界有数の存在となった。

番組のカメラに「この技がカッコいい、この技をやりたいと思ってグレコローマンを始めた」と語る文田の反り投げは、レスリング選手だった父・敏郎氏譲り。「息子に教えると息子がみるみるうまく使っていったので、これはいけるなと」と振り返った敏郎氏だが、事実、文田は2011年から2013年の高校生グレコローマン選手権で3連覇を果たすなど偉業を達成している。

そんな文田は、筋肉隆々の肉体からは想像もつかないほどの猫好きとして知られる。月に数回、猫カフェにも行くほどで、「猫であったり猫カフェは、レスリングのことを忘れて切り替えられるのですごい大事な存在」といい、その反り投げも、猫のような背中の柔らかさから繰り出されることから「ニャンコ投げ」とまで呼ばれているという。

20日からは天皇杯全日本選手権が行われ、その先には東京五輪でグレコローマン36年ぶりの金メダル獲得も見据える文田。特集の最後には「国内の予選が厳しいっていうのは、前も今も変わらないですし東京オリンピックに向けて、しっかり力が出せるように天皇杯からきっちり戦っていきたい」と意気込んだ。