櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問 《群馬・栃木編》

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日本唯一の「アウトサイダー・キュレーター」である櫛野展正氏は、これまで展覧会の開催やメディアでの紹介を通じて、社会の「周縁」で活動を続ける表現者を紹介してきた。

そうした活動の中で、継続的に行ってきたのが『櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問ツアー』と称した、参加者と表現者の自宅やアトリエを訪問する日帰りツアーである。

今回、日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS(ニッポンザイダンダイバーシ ティ・イン・ジ・アーツ)」の関連プログラムの一環として、「櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問 関東版」が開催される。

表現者の元を訪問し制作の背景などについて対話することは、美術館では味わうことのできない生々しいリアリティを体感する場となることだろう。

今回は栃木、群馬が舞台。昆虫新田義貞像&昆虫千手観音像、塚田歴史伝説館、創作仮面館の
3つを巡るバスツアー。櫛野展正を追いかけ続ける遠藤文裕さんが今回も福岡から参加。車中では、遠藤さんによるスクラップブックの見学と激アツトークも。

稲村米治さん制作の「昆虫新田義貞像」「昆虫千手観音像」を拝観ケースから出して見られるのはこの機会しかない。

ドラマ「JIN -仁-」のロケにも使われた塚田歴史伝説館は、ハイテクロボットが満載。超大作の蔵芝居「うずま川悲話」は必見。

「創作仮面館」では仮面館館主が自ら案内。館内を見学できるのは、最初で最後かもしれない。さらに、創作仮面館より参加者全員にバスツアー限定グッズがプレゼントされる予定。

<紹介予定アーティスト>

■遠藤 文裕
1972年生まれ。福岡県在住。
20歳のとき、ノートの1ページを利用して「幻マガジン ナンセンス」という誰にも見せることのない豆本を2年間で全99巻制作。その内容は4コマ漫画や連載小説や編集後記など多岐にわたる。

その後、勤めていた医薬品卸会社の同僚などをモデルに本社宛ての電子メールに小説を執筆。現在も保管されているノートには大量のネタが細かい字で記されている。やがて、自らが訪れた美術館や映画館のスクラップが紙面の多数を占めるようになり、有名人やそれとは無関係の風景をコラージュした「関連妄想」の世界を楽しむようになる。現在は、櫛野展正を追いかけながら仕事の合間にスクラップ制作に勤しむ日々を送る。

■稲村 米治
1919年生まれ、2017年逝去。
1970年に約5,000匹の昆虫の死骸を使って「昆虫新田義貞像」を制作。