製品レビュー : 【解析特集】フルサイズミラーレス一眼の最先端「SONY α9」で撮る?
解説・撮影:中村雅也
■SONY α9

【TEST 3】定常光使用時のモデル撮影
ST=中薗亜矢・関 大輔(WiZ) T=Marias(Hi&Mi)
レンズ:FE 90mm F2.8 Macro G OSS ISO:400 露出モード:マニュアル シャッター:1/200s 絞り:f2.8 ※画像をクリックすると別ウィンドウでオリジナル画像を表示
リッチな絵作りにも対応可能
低照度の定常光で、モデル撮影を行なう。瞳にだけフォーカスを合わせる「瞳AF」機能を使用した。モデルが振り向いたり、横を向いたり、うつむいたりと、ポジションを変えるたびに、迷うことなく「瞳」を追い続ける究極のフォーカス機能だ。画像処理エンジン「BIONZ X」の向上により、従来のαシリーズよりも精度がアップしているようだ。試しに「α7R II」と比べてみたが、確かにこちらの機種よりピント合焦速度が速く、さくさくとシャッターが切れた。
■瞳AF

また、集光率の高い裏面照射構造の「Exmor RS」CMOSセンサーの搭載により質感表現、色再現性にも長けている。薄いグリーンの瞳の透明感や、グロスの艶感もなめらかに写し出してくれた。シャドー部側の髪の毛も、1本1本がつぶれることなく繊細に描かれた。
空気感のあるしっとりとした表現にも長けており、スポーツカメラマンだけではなく、コマーシャルフォトグラファーのニーズにもしっかりと応えてくれるカメラであることが証明された。レンズのラインナップも充実してきたため、あらゆるシーンでの活躍が期待できそうだ。
■高感度時の画質
上の写真は、ISO3200での撮影(部分拡大)。シャドー部となる首元のあたりにノイズが発生することもなく、しかも目元の描写はシャープだ。3200という数値が、もはや高感度とはいえないことが証明された。■動体追随性能
以下に掲載する動画は、上の写真よりも引いた構図で撮影した時のメイキング映像。こちらも「瞳AF」での撮影。瞳のサイズもかなり小さくなってはいるが、モデルの動きに合わせ、瞳をひたすら追い続けた。
【定常光使用時のモデル撮影 メイキング映像01】
【定常光使用時のモデル撮影 メイキング映像02】
【定常光使用時のモデル撮影 メイキング映像03】
■秒20コマの高速撮影





凸版印刷TICフォトクリエティブ部
1977年生まれ。2000年中央大学文学部卒業。2007年凸版印刷株式会社入社。トッパンアイデアセンターフォトクリエティブ部所属。コマーシャルフォトを中心に活動中。静止画のみならず、動画制作も手がける。
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※この記事はコマーシャル・フォト2017年8月号から転載しています。
