顔を赤くした2人は、ゆっくりと歩き出した。酔いを覚ますにはちょうどいい穏やかな風が、住宅街の小道を吹き抜けたとき、その手はしっかりと握られていた。

 9月のある金曜日、川島海荷(23)を酔わせたのは、名物のジビエ料理に合わせた赤ワインだった。この日、都内にある人気の肉料理専門店で川島とともにボトルを開けたのが、TBS局員のA氏だ。

「Aは40代の編成マン。ドラマ畑が長く、人気ドラマの監督やプロデューサーを務めてきた。現在はドラマを企画する仕事を担当し、芸能事務所との関係も深い」(ドラマ制作関係者)

 午後7時に待ち合わせていた件の店では、「最近、こんな作品を観て……」と話す川島にA氏が頷く。和やかな会話が続くが、ワインのボトルは空いていった。約3時間後、2人は食後酒に注文したブランデーを空けて店をあとに。

 夜風にあたりながら、歩くこと10分。少しずつ触れ合っていた手と手は、ついにつながれた。ちょいワルファッションがさまになるA氏なら、もっとスマートにできそうなものだが、相手が川島とあっては簡単ではないらしい。

 午後10時半に2人が入ったのは、隠れ家的バーだった。さすが、ベテランテレビマンらしいA氏のチョイスである。ここで、2人は芸能関係者らと合流。川島がA氏に見送られて店から出てきたのは、それから約1時間半後。ふらつきながら一人でタクシーに乗り込むと、長い一日が終わったのだった。

 後日、本誌は川島を直撃した。

ーーA氏はどんな方?
「ドラマでご一緒させてもらってから、たまに相談に乗ってもらったりとか」

ーー手をつないでいましたが。
「あぁ……。ちょっと私が酔っ払っていて、フラフラだったんです」

ーー覚えていますか?
「若干、ちょっと怪しくて……。ハメを外しすぎちゃったかなって、後悔してたところなんですけど……」

ーーおつき合いをされている?
「まったくそういうのではないですね」

 反省しきりの川島だったが、TBS広報部は本誌の取材に「打ち合わせ等でお会いしたと聞いています」と回答。川島に近い関係者は「A氏には昔から世話になっていて、川島が兄のように慕っている人。恋愛関係ではない」と話す。直撃に川島はこう話していた。

「(いま恋愛は)したいけど、してないんです。(苦笑)。せっかくなら、最初は好きな人と撮られるべきだったなと……」

 これほど純粋な川島の手を、お酒の力で握ってしまった、ちょいワルオヤジが許せない!

(週刊FLASH 2017年10月17・24日合併号)