製品レビュー : 【解析特集】フルサイズミラーレス一眼の最先端「SONY α9」で撮る?
解説・撮影:中村雅也
■SONY α9

【TEST 2】ストロボ使用時のモデル撮影
撮影協力 P=中島孟世・森泉祥之(ティエイチエス)
ST=中薗亜矢・関 大輔(WiZ) T=Marias(Hi&Mi)
ST=中薗亜矢・関 大輔(WiZ) T=Marias(Hi&Mi)
レンズ:FE 70-200mm F2.8 GM OSS ISO:200 露出モード:マニュアル シャッター:1/200s 絞り:f8 ※画像をクリックすると別ウィンドウでオリジナル画像を表示
高速連写でも信頼のAF性能
これほどまでに、フォーカスやデータ書き込みなどに悩まされず撮影ができるとは思ってもいなかった。
この写真もプロフォトの「Pro10」を使用しての撮影だ。モデルにかなりの速さで動いてもらい、それをひたすら連写。前回の【TEST 1】 ストロボ使用時のブツ撮影と同様、メカシャッター使用時は5コマ/秒となるが、圧縮RAWで最多約241枚の連続撮影ができるため、シャッターを押し込んだ瞬間にすさまじい勢いで被写体を捉え続けた。
■Pro10とのマッチング

圧縮RAWで最高約241枚もの連続撮影が可能な「α9」。0.02~0.7秒という高速リサイクルタイムを誇る、プロフォト「Pro10」との組み合わせにより、撮影表現の幅が広がりそうだ。最高閃光速度も1/ 80000秒と、「止められないものはない」であろう超高速ストロボだ。メカシャッター時の5コマ/秒も、まったく苦にならない。「α9」との組み合わせにより、より一層質の高いパフォーマンスを発揮してくれそうだ。
【ストロボ使用時のモデル撮影 メイキング映像】
フォーカスは「顔検出モード」をオンに、フォーカスエリアをワイドに設定。693点の測距点を最大限に活かし、モデルの顔をしつこいくらい追いかけ続けてくれた。モデルの前後3方向から強い風を当てていたため、ときたま衣装が顔にかかることもあったが、それでも迷いなく顔を追い続け、撮影が止まることがなかった。
撮影中は、フォーカスを気にせず絵作りに集中でき、撮影時間の短縮にも貢献。高速書込みが可能なUHS-?にも対応。こちらのSDXCメモリーカードを使用したことにより、書込みも非常にスムーズだった。
■高速AF、「顔検出」機能の向上
進化した追従性の高い位相差AFと、精度の高いコントラストAFを併用する「ファストハイブリッドAFシステム」。「顔検出」機能も向上し、前後左右に激しく動きまわるモデルの顔を素早くキャッチ。顔半分がシャドーになった際も、しっかりと顔を追い続けた。■693点像面位相差AF
撮影領域の93%をカバーする、693点の像面位相差検出AFセンサーを配置。AFの広範囲化、高密度化により、フォーカス精度も想像以上に高い。■低感度時の画質
前回でも少し触れたが、ローパスフィルターは搭載されてはいるが、被写体の質感表現、色再現性は「α7 R?」にも負けず劣らず秀逸な印象だ。「FE70-200mm F2.8 GM OSS」レンズの組み合わせにより、描写性能も目を見張るものがある。■モアレに注意
機種の性能を検証するテスト撮影ということもあり、あえて生地目の細かい衣装を採用。実際、肉眼でも確認できるほどモアレが強い衣装だったこともあるが、流石にモアレを避けることはできなかった。衣装選びの際は注意が必要だ。中村雅也(なかむら・まさや)
凸版印刷TICフォトクリエティブ部
1977年生まれ。2000年中央大学文学部卒業。2007年凸版印刷株式会社入社。トッパンアイデアセンターフォトクリエティブ部所属。コマーシャルフォトを中心に活動中。静止画のみならず、動画制作も手がける。
凸版印刷TICフォトクリエティブ部
1977年生まれ。2000年中央大学文学部卒業。2007年凸版印刷株式会社入社。トッパンアイデアセンターフォトクリエティブ部所属。コマーシャルフォトを中心に活動中。静止画のみならず、動画制作も手がける。
>【解析特集】フルサイズミラーレス一眼の最先端「SONY α9」で撮る?
※この記事はコマーシャル・フォト2017年8月号から転載しています。
