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つづく「改名ラッシュ」

なぜ「5」→「6」へ数ふえた?

5シリーズGTと名付けられていたモデルが、あえて6シリーズGTになったのには、このクルマの立ち位置のアピールによるところが大きい。

たとえば、既存の6シリーズ・クーペやカブリオレ、グランクーペなどから連想させる「優雅さ」をGTにも与えることで、実用性を兼ね備えるラグジュアリーカーであると主張したいのだろう。

既存6シリーズは「8シリーズ」へ

既存の6シリーズ・クーペと6シリーズ・カブリオレは、2018年と2019年にそれぞれ「8シリーズ・クーペ」「8シリーズ・カブリオレ」に生まれ変わる予定。

工場やCLAR、5/7シリーズと共通

あたらしい6シリーズGTは、最新の5/7シリーズと共通する部分が実に多い。

ドイツ、ディンゴルフィング向上で生産されるほか、CLAR(Cluster Architecture platformの略)プラットフォームを用いる点も同じなのだ。

CLARのおかげで、5シリーズGTよりも最大で150kg軽いと言われている。アルミニウムや熱間成形の高強度鋼をボディ構造に使っているところも大きい。

リアにエアスプリングを標準で備えるほか、望めば前後にエアサスペンションを組みあわせることもできるだろう。4WDと後輪ステア装置の協業だって濃厚だ。

サイズやエンジン、実際にどうなる?

ホイールベースは5シリーズGTと同じ3070mmをキープするいっぽうで、全長は87mm長く、車高は21mm低くなりそうだ。

フレームをもたないドアを引き続き採用し、GTシリーズの特徴とも言えるリフトバック式のテールゲートももちろん引き継がれる。

荷室容量は110ℓ大きい520ℓにおよび、後部座席は40:20:40の分割式となる。

エンジンは2.0ℓ直列4気筒ターボ/3.0ℓ直列6気筒ターボを主体とし、ガソリンとディーゼルの2パターンが用意されるだろう。

パワフルなM550i xDriveグランツーリスモを含む、そのほかの派生モデルは2018年前後のデビューとなるはずだ。