こんにちは、ひにしです。
「麻婆豆腐」といえば食卓にあがる中華の代表ともいえる身近な存在ですよね。そう、老若男女みんなが大好きマーボー豆腐なわけで、外食でメニューにあれば結構な頻度で選択肢に上がるという方も少なくはないのではないでしょうか?

筆者もわりと麻婆豆腐をチョイスしがちではあるのですが、「どこの麻婆豆腐が好きなのか?美味しいのか? 」というと答えられない己に気づきました。
というわけで、今回はあなたの街にもある! 5大チェーンの麻婆豆腐を徹底的に比較調査しました。行ったお店はバーミヤン、日高屋、大阪王将、陳麻家、餃子の王将です。お腹の危険も顧みず、1日で全部の麻婆豆腐を試してきたよーーーーーーーー!

麻婆豆腐ビジュアル比較


今回比較したのは5チェーン6つの麻婆豆腐。まずは見た目を比較してみましょう。


豆腐の大きさやネギの量、ひき肉の具合、色味、ねぎの有無など想像以上に差があることが分かります。同じ麻婆豆腐でもだいぶ違うものなんだなあ……。

重量と価格でお得な麻婆豆腐は?


味の品評の前にまずは重量と価格から!
実際にお店にいって重さを計測。価格を重さで割り、1gあたりの価格を算出しました。



1gあたりの価格と味のコスパは……最後に発表します!

ここからが本題! 実際に食べ比べた結果、味はどうだったのか!?
味や具材については
・山椒や花椒の痺れる辛さ
・唐辛子のカッカする辛さ
・ひき肉の量
・豆腐の食感や量

の4項目と総合的な美味しいと感じた度をそれぞれ5段階で表していきます!

1軒目:バーミヤン



バーミヤンにはなんと2種類の麻婆豆腐がメニューにありました。



メニューを見ると辛さの具合が違う模様……。味はぶっちゃけどれくらい違うのでしょうか?



◯特製コク旨マーボー豆腐


というわけで、まずは辛さが1表記の「特製コク旨マーボー豆腐」からいただきます!

【味の感想】
・痺れる辛さも唐辛子の辛さもほとんど感じない
・家庭的な味に近くとても安心できる味。子供でも食べられる!
・ひき肉はしっかり入っておリ、白いご飯がめちゃくちゃほしくなる。


辛さはマイルドだけど、満足度は高い! 小さなお子様でもこれならいけそう。

〇四川麻婆豆腐


辛さレベルが3表記の「四川麻婆豆腐」も実食! どんくらい辛いのかな〜

【味の感想】
・山椒の痺れる辛さがしっかりで1口目から汗が出るのを感じる
・かなり本格的で続けて食べると辛さが追い打ちをかけてきてかなり辛さを感じる
・ラー油は多めの仕様
・ひき肉はしっかり入っている
・かなり刺激的な味なので、大人向け



どちらの麻婆も食べやすいサイズ感であともう1品食べたいなって時にもおすすめでした。

2つ平らげて次に向かったのは……

2軒目:陳麻家


担々麺や辛い麻婆豆腐が載った陳麻飯で辛いイメージがある陳麻家に来てみました。


麻婆豆腐の単品メニューは無いとのことなので、陳麻飯(並)を注文!


あーこれは見た目からして間違いないやつだ! 米on麻婆! では、いざ実食!

【味の感想】
・最初はそこまで辛くないが後からピリピリ辛さが追ってくる
・カーッって感じの辛さ
・汗がだいぶ出る感じ
・食べた後に舌がずっと痺れている


とにかく、山椒系の痺れる辛さが鮮烈!
ひき肉とかは少なめですが、とにかく痺れる辛さが好き!という方にはおすすめです。

3軒目:大阪王将



中華チェーンということで、「大阪王将」の麻婆豆腐はどんな感じなのか!?


メニューはこちら! かなり大きめに掲載されているし、具がゴロゴロでこれは期待!

そして、注文して出てきたのがこちら……


正直メニューの写真と具の量などかなり差はありますが、実食してみましょう。

【味の感想】
・鶏ガラの風味を感じる
・もったりとした汁が多め
・お肉はほとんど入っておらず、豆腐も少なめでとにかく汁メイン
・痺れ系の辛さはほとんど感じない、どちらかというと唐辛子系の辛さ
・いわゆる麻婆豆腐のイメージの味はしない



若干辛口の評定となってしまいました。
店舗によっても異なるのかもしれませんが、今回調査した店舗の麻婆豆腐はメニューの写真とも大きく異なり、味も麻婆豆腐というよりは、鶏ガラスープの唐辛子入りとろみ餡といったお味でした……。

4軒目:餃子の王将


次は中華系定食の大定番、餃子の王将に向かいます。



さっそく麻婆豆腐を注文!


豆腐もお肉も多め……? それでは食べてみましょう。

【味の感想】
・ひき肉がしっかりごろごろ入っている
・山椒は香る程度で痺れは感じない、辛さは唐辛子系のピリっと感が強め
・味は少ししょっぱめだがビールやお酒のつまみとしてはちょうどよい感じ
・豆腐がやわらかい口当たり



お肉もしっかりあり、つるんとした豆腐も美味しく味はすこししょっぱめなので、ご飯やお酒がぐいぐい進みそうな味。
痺れの辛さはあまり無いので本格派というよりはおうち麻婆に近い味で、量もたっぷりでみんなでシェアして食べても苦手な人はいなさそうな万人ウケしそうな味でした。これは文句なし!

5軒目:日高屋


最後に向かったのは日高屋です。ご近所中華の大定番のマーボーはどんな塩梅なのでしょうか?




ねぎがしっかり乗っている! さあ、味はどうなのか!?

【味の感想】
・中にもネギが入っていってネギを感じる!
・全体的に辛さは控えめで山椒の痺れ感はほぼないが、唐辛子の風味が強め
・とろみはすくなめでさらっとしている
・ひき肉は多めでしっかりお肉を感じる


筆者個人的にはかなり好きな味! ひき肉を一番感じられて、豆腐の大きさも程よく、味もしょっぱ過ぎずでまさに大定番!という味がしました。

それでは結果発表〜〜〜〜〜〜〜!




日高屋とバーミヤン(四川)が同点の4点!
ピリっと刺激的にいきたい時はバーミヤンの四川麻婆! 安定感のある味でひき肉のボリューム重視でいくならなら日高屋がおすすめ!

ちなみに、日高屋の麻婆豆腐はバーミヤンのコク旨マーボー豆腐と味がとても似ていました。
また、写真を見比べてもわかるように1つ1つの豆腐の大きさが大きめなのはバーミヤンだったので、この辺りも好みに合わせてのチョイスができそう!

コスパで考えると…?



最も1gあたりがお得なのは、「餃子の王将」ということが分かりました! 想像していたよりも価格がばらけたことに驚き〜〜〜!
※陳麻家はライス込の商品しかないため、ライス分を\200として換算しています。(陳麻家の陳麻飯は\700のため\200をライス分としてマイナスしています)

そして、餃子の王将は美味しさ評定も3.5点でお酒にもご飯のおかずも行ける万能選手ということは判明しているので、みんなでわいわいシェアできて、コスパも重視!
平均点以上の味を食べるなら餃子の王将がおすすめです。

同じメニューでも、チェーンによってさまざまな特色がある麻婆豆腐の食べ比べ!
皆さんの麻婆豆腐チョイス時の参考にしてみてくださいね!
(ひにしあい)