バレンタインに贈るプレゼントといえば「チョコレート」が相場ですが、そういったルール(?)も崩れてきている模様。そういえば先日、「4割以上の女性がチョコ以外のプレゼントを用意している」なんてデータを目にしました。“多様性の時代”である昨今、既存のルールに縛られる必要はないはずです。

となると、バレンタインギフトの種類も様々になっていきますよね。

バレンタインに自身のヌードフォトブックをプレゼント


渋谷区代々木にて営業する「Studio IVY(スタジオ アイビー)」は、女性による女性のためのフォトスタジオ。「今の姿を残しておきたい」「自分の美しさを形にしたい」と考えている女性の“メモリアルヌード”を、女性のみのスタッフ&プロカメラマンが撮影してくれる店舗です。



同スタジオは、1月14日〜2月28日まで「バレンタインキャンペーン」を実施中。その内容は、期間内に撮影した女性へフォトブック(8,600円相当)をプレゼントするというものだそう。端的に言うと、いわゆるアーティスティックな“ヌード写真集”です。


いや、それで終わりじゃない、なんと、そのフォトブックをバレンタインギフトにすることを推奨しているというのです。

その発想はなかった! ちょっと驚きだし、大胆な試みな気がしないでもないですが、なぜそのような活用法を提案しているのでしょう?
「奥様やガールフレンドの素敵な姿を写真におさめたいと考えているパートナーの方から撮影のお申し込みをいただくことも多いので、ギフトとして贈れば喜んでいただけるのではないかと思いました。また、Studio IVYは『誰かのためではなくご自分のために写真を撮りませんか』というスタンスから始まっています。ご自分へのギフトとして考えていただいても良いですね」(「Studio IVY」代表・和多田アヤさん)

ちなみにこのフォトブックには、80枚におよぶ納品データの中からお客さん自身でセレクトした12枚が掲載されるそうです。


ここで一つ、質問したい。くだらない疑問かもしれませんが、どの程度のヌードなのかを教えていただけませんでしょうか。いわゆる、バストトップが写らないセミヌード写真になるのか、それとも。
「お選びになるのは、お客様ご本人です。トップが写っていても、フォトブック制作には問題ありません」(和多田さん)
ちなみにDVDに焼いたあと、残った撮影データを目の前で削除してもらうこともできるそうです。

ヌードフォトブックは努力と創造性を発揮した自己表現の結晶


実はこのバレンタインキャンペーン、2016年にも行われていたそう。もちろん昨年も、フォトブックをバレンタインギフトにすることを推奨していました。あの〜、やっぱり実際にヌードフォトブックをバレンタインギフトにする女性はいたのでしょうか?
「はい。旦那様からの贈り物のジュエリーを身につけて撮影し、“お返しギフト”として利用された方がいらっしゃいました」(和多田さん)
なるほど、それは素敵!

でも正直、記者のような男にはわからない感覚ではある。自身のヌードフォトブックをギフトにするのって、どういう心境なのでしょうか?
「撮影でのスタイリングのアイデアやポージングは、お客様にも積極的に取り組んでいただくことになります。一種の自己表現です。撮影に向けてダイエットやジム通いなどされる方も多く、達成感があります。フォトブックは12枚の写真で構成されますのでストーリー性を持たせることもできます。ギフトとしては大胆な選択ですが、創造性を発揮できますし、ワークアウトなど努力の成果を見せられる機会でもあります。お客様も、価値のあるプレゼントになると考えていらっしゃると思います」(和多田さん)
なるほど、創造性を発揮した自己表現の結晶がこの写真集なのですね! もちろん、男からするとパートナーからフォトブックを贈られればうれしいだろうし。

このフォトブックサービス、反響はとても良いみたい。もともと興味を持ってた女性がキャンペーンを機に一念発起するのか、バレンタイン時期になると撮影の予約が一気に増えるそうです。
ちなみに、今回のようなバレンタインキャンペーンはもはや恒例企画です。なんと、同スタジオは来年の実施も予定しているとのこと。しかもその時は、パネル加工などフォトブック以外の商品を贈呈する展開も視野に入れているそうです。
(寺西ジャジューカ)