一線を越えた?

写真拡大

 2016年末、『週刊文春』(文藝春秋)スクープによる嵐・松本潤(33)の“二股愛”報道はさすがの文春イズムを感じさせるものだった。SMAP解散騒動に、所属タレントの下半身スキャンダルと、ジャニーズ事務所にとっては散々な一年。だが、さらに一部業界関係者の間で「これはアウト!」と指摘されている、新たな“火種”も見え隠れしている。

 ジャニーズに限らず、若手アイドルは業界関係者とのプライベート交流は原則禁止されている。金品授受が行われたり、誤解を招きかねない場所への出入りをマスコミにキャッチされるなど、一つ間違えば大トラブルに発展しかねないためだ。

「ところが、この不文律を犯している業界人が、ここ最近度々話題に上がっているんです。自ら“ジャニーズファン”を公言する放送作家・X氏が、ジャニーズタレントと私的な交流を深めていると、複数のメディアに情報がもたらされています」(週刊誌記者)

 X氏と言えば、テレビ番組の制作業のみならず、雑誌や新聞などでも連載を手がける人気コラムニストとして知られる。

「彼女はSMAP元マネジャーのI氏とも親交が深く、グループ解散が発表されて以降、常にSMAP側に沿った発言を繰り返しています。各ジャニーズお抱えメディアが、圧力を恐れて口を紡いでしまっているところに、孤軍奮闘で事務所批判とも取られかねないメッセージを発信し続けていることから、ファンからも熱い支持を得ていました」(テレビ局関係者)

 ところがX氏はその裏で、アイドルと業界人との線引きを完全に見誤っているのだという。

■食事に足代…その姿はまるでタニマチ?

 前出の記者が語る。

「自らファンを公言しているKis-My-Ft2メンバー全員に、取材の場でお年玉を渡していた、というんです。また、別の“お気に入り”というジャニーズJr.とも、怪しまれないよう第三者を交えてたびたび食事を行い、帰りには“足代”として小遣いまで渡しているのだとか。当然、ファンとアイドルという関係性からしても問題だし、業界人の振る舞いとしても逸脱している。しかし、彼女はメディア側とのパイプが強く、フォローしてもらっている芸能プロも多いことから、誰も強く批判することはできない状況なんです」

 これらが事実として大手メディアで報じられれば、放送作家のX氏だけでなく該当するジャニーズタレントも、世間から批判を浴びるのは必至。愛するアイドルを守るためにも、理性ある行動を心がけてもらいたいものだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。