「日本男児 長友佑都」より

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 タレントの平愛梨(32)との結婚を決めた、サッカー日本代表の長友佑都(30)の勢いが止まらない。クリスマスイブに2人そろって都内で婚約会見を開き、「子供は11人ほしい」などとノロケ話を披露するだけでなく、所属するセリエA・インテルのホームグラウンドで敢行したプロポーズの模様の動画を公開。12月25日放送の日テレ特番にも2人で出演。幸せ全開ぶりにマスコミ側もお祝いムードで好意的に取り上げた。とはいえ、難題は尽きない。

 スポーツ紙記者は語る。

「長友は機嫌がいいとサービス精神は旺盛なのですが、調子を崩すととたんに態度が悪くなりますからね」

 本田圭佑(30)と「世界一」を目標に乗り込んだ2014年のブラジルワールドカップ。予選リーグ1分け2敗と散々な結果に終わり、長友は本田とともに“A級戦犯”に挙げられた。

「王様然とする本田の腰ぎんちゃくのように振る舞い、チームメイトと壁を作ったことが批判されました。特に、大会前の遠征試合で敗れた際に、長友が『取材は別の者が話せばいい』と押し付けたエピソードまでを、一部スポーツ紙に報じられました」(前出・記者)

■本業は鳴かず飛ばず?

 都合のいい時は、プライベートを明けすけに語り、気分が悪いと雲隠れ。こうしたご都合主義に反感を持つ記者も実は多い。そのうえで、このスポーツ記者はこう語る。

「本業は鳴かず飛ばずなんですけどね。長友は今季のインテルでは、18戦中11戦は出番がなかった。フル出場は3試合だけ。代表の方でも、練習中に脳震盪を起こしてワールドカップ予選に出られなくなるなど心もとない1年でしたから」

 平との結婚を決めた際に口に出た「アモーレ」が流行語大賞ベスト10に選ばれ、イタリアでの会見においては「日本語が出なくなった。イタリア語の方がスムーズに出るよ」などと、話題作りには余念のない長友。だが、30歳を迎えて本業のサッカーが曲がり角を迎える中、マスコミから従来のようにお手柔らかに扱ってもらえるかは不透明だ。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。