失言&勘違い発言が止まらない?藤原紀香&広瀬すずの“嫌われ度”
純粋な思いから発言しても、それが批判を浴びるといったような、いわば「炎上体質」のタレントがいる。その代表格が藤原紀香(45)と広瀬すず(18)だ。ブログやメディアでの発言がさまざまな人々の怒りを買っている2人。そこで過去の「言行録」をひも解きながら、「炎上女王」の称号にふさわしいのはどちらなのか、検証したい。
まずは藤原紀香。今年4月14日に起きた熊本地震では、特に迷言が目立った。
この震災に際してブログで、
「どうかこれ以上、被害が広がりませんように。そして火の国の神様、どうかどうかもうやめてください。お願いします」
と投稿。
「紀香としては自分らしい表現で被害が拡大しないことを訴えたつもりだったが、『まるで熊本に天罰があたったような言い方だ』と大バッシングを受けた。そもそも熊切あさ美(36)から片岡愛之助(44)を奪ったイメージが根強く、主婦層の印象は最悪です」(芸能記者)
■底辺にいる藤原紀香が見られます?紀香がコメントした発言で、大炎上したものもある。去年7月のNHKドラマで、失職し、ローンに追い立てられている中、バスガイドにスカウトされた女性を演じたのだが、
「ヒロインはボロボロの女性。底辺にいる藤原紀香が見られます」
とスポーツ紙の取材にコメント。これには「40歳で失業した独身女性を“底辺”って見下しているの?」といったクレームが殺到してしまったのだ。
職業をめぐる発言では、広瀬すずも餌食となっている。とんねるずの石橋貴明(55)から「テレビ局で働いている照明さんなんか見ると、どう思うの?」と聞かれた広瀬は、
「どうして生まれてから大人になった時に照明さんになろうと思ったんだろう?」
とコメント。彼女としては純粋にその志望動機を知りたかったのだろうが、照明の仕事を軽視していると攻撃されてしまったのだ。
さらに「見下している」と炎上したのが、コインランドリー利用者に向けたコメントだ。
「家に洗濯機買えばいいのに‥‥」
「何回も自分で好きなタイミングでできるのに‥‥」
と発言。庶民の反感を買う結果となってしまった。
こうして見てくると、紀香は良かれと思って発言したことがさまざまな人の「カン」に障り、広瀬の発言は、「天然発言」が転じて、批判を受けやすい。
「その意味で、“重症”なのは紀香でしょうね。もはや後戻りできない水域に達している」
とは先の芸能記者。今や、ある一言を叩く傾向が強くなっている「言葉狩り」の時代、芸能人はこれからも言葉には気をつけていかなければならない。
文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。