美容師が伝授!コテで巻くとき「セットキープ力」が格段に上がる秘訣
せっかくキレイにブローしてコテで巻いたのに、すぐとれちゃった……そんな経験をされた方は少なくないでしょう。
でもそれ、もしかしたら整髪料をつけるタイミングを間違えているのかもしれませんよ!
そこで今回は美容師である筆者が、整髪剤をつけるタイミングと選び方をご紹介します。
■“洗い流さないトリートメント”などでベース作り
まずは髪が濡れている状態で、洗い流さないトリートメントを付けます。オイルやクリームなどでOKですが、髪質に合わせて使用するようにしましょう。そして、クシなどでしっかりとかしてから乾かします。
このベース作りがセットをキレイに作るうえでとても大切です。
■コテで巻く前に、スプレーを
長さに合わせてコテの太さは変えるのがベストですが、今回は32mmの太さを用います。
そして巻いていく前に、白くならないスプレーや巻く前専用のミストなどを付けてから巻くと、カールがより取れにくくなります。今回はワンカールでふんわり仕上げていきます。
このように頭から20cmほど離して毛先を中心に吹きかけます。まんべんなく吹きかけることで、効果が出やすくなります。
■コテで巻いたあとにも、スプレーを
いよいよ全体をコテで巻いていきます。毛先から1.5回転巻けば、ちょうどワンカールになります。巻き方のコツは、“手抜きワンカール…なんかダサッ!美容師オススメは「斜めワンカール」”こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
巻き終わったらサッとまたスプレーをし、ほぐしながら整えれば取れにくいカールの完成です。その後、すこし束感がほしい場合は、軽めのWAXやクリームなどを揉み込んで下さい。
いかがでしたか? まずはベースをしっかり整え、粒子の軽いスプレー系(白くならないもの)を巻く前と巻いた後に付けるのがベストです。
もしスプレーが無ければ、なるべく軽い質感のワックスやクリームをコテの後に少量付けるのがいいかと思います。いずれにしてもあまり重くならないのがポイントです。これまでセットがすぐ崩れてしまっていたという人も、ぜひ試してみて下さいね。
【筆者略歴】
※ 板橋充・・・美容師。SENDAI中央理容美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経てCLASICO入社。現在、サロン代表兼ディレクターを務める。様々な講習活動やアーティストやモデルなどのヘアメイクも数多く手掛け、一般誌・業界誌・WEBへのヘアスタイル記載も多数。ブログやインスタグラムなどでも情報を発信しており、多方面で活躍中。メインのサロンワークでは、5秒でするべき髪型がわかるという独自のカット理論には定評があり、ファンも多い。
【画像】
※ Kzenon / Shutterstock