コツさえつかめば違和感ゼロ!濃い色リップで失敗しない方法3つ
季節の深まりとともに、リップフォーカスなメイクにトライしたくなるこの時期。今年は、赤・バーガンディー・ボルドー・ブドウ色……など、興奮するくらい濃い色リップが豊作です。秋の濃い色リップは、ひと塗りでおしゃれ感アップ、トレンド顔に引き上げてくれるので取り入れないなんてもったいない!
しかし、濃い色に思い切ってトライしてみたものの、なんだか気になって落ち着かない……という経験がある人も多いのでは。
そこで、ヘアメイクアップアーティストの筆者が、濃い色リップで失敗しないコツを3つお伝えします!
■失敗しない色の選び方は?
この2色、どちらが自分に似合う色かわかりますか?
似合わない濃い色リップを使うと、クマ、シワなどの隠したいところを逆に目立たせてしまうことがあります。
まずは自分の肌色タイプを把握しておきましょう。知ってほしい肌色タイプは大きく分けて2つです。
肌色が黄味を帯びているのがイエローアンダートーン、ピンク味を帯びているのがブルーアンダートーン。上記の色でいうと、上がイエローアンダートーンの肌向きの色、下がブルーアンダートーンの肌向きの色になります。
オレンジが似合うイエローアンダートーンの方は、ボルドーなど茶色が強めの濃い色リップ。青みピンクが似合うブルーアンダートーンの方は、ワインレッドやブドウ色など赤紫色を感じる濃い色リップがそれぞれオススメです。
肌色タイプとリップの色を見極めるのは慣れなくて難しい、という場合は、化粧品カウンターで思い切ってつけてみましょう。
隠したいクマ、シワが余計に目立ったら、それはあなたにとってNGカラー! イエローアンダートーンの方は、肌にパーンとハリが出て明るく見える色がOKカラー。ブルーアンダートーンの方、肌に透明感が出て、スッと品が出るように感じる色がOKカラーです。
■失敗しないタイプの選び方は?
いまは形状も様々な種類のリップが出ていますね。口紅(シアー系・マット系等)、リップラッカー、クレヨン、ティント系、グロス、チーク併用のもの……それぞれにテクスチャーも異なり、質感や発色度合にかなり違いがあります。
失敗しにくいのは、やはり薄付きのもの。重ねて、彩やかさをプラスできるのでコントロールしやすいのです。薄付きであれば、もともとの唇の色が透けて重なって、唇の上でなじむ色の濃さに調整しやすいメリットもあります。
ポイントは、シアー感のある口紅、ティント系、クレヨンなどの重ねることで深みを増していくタイプを選ぶことです。
■失敗しない塗り方は?
そもそもなぜ、濃い色は失敗しやすいのでしょう?
それは、肌とのコントラストが強くなるためで、肌色と遠い色合いだと合わせるのが難しくなるのです。
そのコントラストをやわらげればどんな色も失敗しない濃い色リップになります。リップラインをきれいにとった、モード系の仕上がりもかっこいいですが、ここでお伝えしたい塗り方はリップグラデーション。
まず、唇にラフに色をのせます。口紅だったら直塗りか指でオン。ブラシを使うとしっかり色がのりすぎてしまいます。ポイントはあくまでラフに、リップラインに近付くほど中心にのせた色を指でなじませる程度に仕上げること。
次に、上下の唇が重なる部分から上下に5mmくらいずつ重ね塗りをします。唇のボリュームアップ効果もあって、より魅力的なリップメイクに仕上がります。
ちょっと色味が強すぎかな……と思ったら、ベージュ系のラメやパールの入っていないグロスを重ねるとよいでしょう。それから、グロスを塗らずに、ティッシュオフするとナチュラルマットな仕上がりでおしゃれ感がアップします。好きな仕上がり感で試してみてください。
いかがでしたか? 自分に合う濃い色リップを使ってバージョンアップしてみましょう!
【筆者略歴】
※ 川上絵理 ・・・ ヘアメイクとしてブライダル・TV の現場で活動する傍ら、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイク アップで“より自分らしく、なりたい自分になる”方法をアドバイスをしている。
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※ KOBRIN PHOTO / shutterstock