能年玲奈1stフォトブック「ぐりぐりぐるみ」より

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 女優の能年玲奈(23)が、「のん」に改名して芸能復帰することが明らかになった。しかし一部ファンの間では「センスゼロ」と不評で、本人が希望する芸術活動に暗雲が漂っている。

■女優名「のん」はダサい? “センスゼロ”の声

 7月13日に誕生日に合わせて、メディア露出が増えだした能年。各誌でインタビューに応じて洗脳説や引退説を否定し、前事務所との契約が終わったことに言及。また、復帰にちなんで「のん」に改名し、絵本作りや音楽の活動も展開していきたいと語っている。

 これまで数々の芸能人が事務所移動の際などに改名してきたが、「能年玲奈」という名は本名。それにも関わらず改名するという発表に一部ファンからは疑問の声も。前事務所から「契約を盾に使用禁止令が出たのでは」という推測も出ている。

 さらに「のん」という名前が不評。「ネーミングセンスが絶望的にない」「こんな名前の女優は嫌」と散々な調子で、芸術活動を希望する能年のセンスを否定する意見が多い。またお笑いコンビ・フットボールアワーの岩尾望(40)や元・モーニング娘。の辻希美(29)らの愛称が「のんちゃん」であるだけに「紛らわしい」という声も聞かれる。

 芸名といえば、イメージを左右しかねない大事な商売ネーム。能年一人で決めた名前ではないだろうが、最終決定までに本人の意志がかなり影響したと思われる。それだけに能年自身のセンスを疑う目は多い。

 事務所騒動が表面化していた2015年5月には、週刊ヤングジャンプでRPG『ドラゴンクエスト モンスターズ』とコラボした奇天烈なグラビアを展開。能年がスライムの被り物をするお色気要素ゼロの謎演出で“不思議ちゃん”説が高まり、さらに“ナナメ45度のセンス”が洗脳説を浮上させる一因となった。

 干されている間もブログでコスプレや手作りのイラスト、作品などを披露。独特のセンスが垣間見えていた。

「能年さんの騒動で事務所はかなり叩かれていますが、実はいいタレントさんが多く、モデルのマギー(24)さんや女優の新垣結衣さん(28)も所属しています。インタビュー取材では記者にタレントの過去実績やプロフィールを記載したポートフォリオ資料を手渡すなどマメで、それぞれに合わせた売り出し方が上手。能年さんの場合はバツグンの演技力があるだけに、イメージを壊さないように謎のセンスが爆発するのを抑えていたのでは。そこで一つ、能年さんと事務所との間に意識の違いが生まれたのかもしれません」(報道関係者)

 ついに表舞台に帰ってくる能年。新しい芸名とあふれ出る創作意欲はファンに受け入れられるのだろうか。それとも嘲笑の材料にされて終ってしまうのだろうか?

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。