【YouTube】【懐かしいゲーム特集】「ゲームギア」
(画像:YouTubeより)
©SEGA
「ゲームギア」は1990年にセガからリリースされた携帯ゲーム機です。2016年の時期ではあまり衝撃はないかもしれませんが、1990年当時といえばスーパーファミコンがリリースされた年で1989年にはゲームボーイがリリースされていた頃、その中でセガが送り込んだ刺客ともいうべき「ゲームギア」は携帯ゲーム機としてはアタリのリンクスに次ぐ2番目のカラー携帯ゲーム機として話題になりました。
●イッセー尾形「で、ようへい君。君のゲームは白黒なの?つまんないね!後で貸してあげるから!」
そのゲームギア、テレビCMは衝撃的でした。明らかに任天堂のゲームボーイを意識したとみられる比較広告（もちろん任天堂やゲームボーイの名前は出していませんが）は、ライバルとなる商品名を明記した比較広告を禁止した規制を逆手にとったギリギリの演出として当時話題になりました。
確かにゲームギアのマシンスペックはカラーという点も含めセガマスターシステムとほぼ同じ（メガドライブよりは劣る）という点から、任天堂のゲームボーイよりは上回っていました。そしてCMでも的確に商品の紹介をなされていますが、
「君のゲームは白黒なの?つまんないね!」
この台詞に対して当時から個人的には疑問符が付いていました。というのもゲーム機の優劣の主たる要因はマシンスペックそのものよりもソフトウェアの充実にあると考えていたためです。逆に言えばマシンスペックとしては1990年時点でファミリーコンピュータは後発のメガドライブやPCエンジンより弱くなっていましたが、ソフトウェア面によって五分五分以上の勝負が出来ていたのがその証左ともいえます。
その勝負の趨勢はどうなったのかと言えば…。
後年、セガはドリームキャストのテレビＣＭで湯川専務を起用し、
「帰ってプレステやろうぜ!」
約20年後、セガは再び比較広告を出しますがゲームギアとは全く逆の立場で話題をさらいました!
【ライター:清水サーシャ Twitter(shimizuSasha)】
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