ミスタードーナツが60分間食べ放題の「ドーナツビュッフェ」が北海道札幌市のミスタードーナツすすきのショップで2016年6月1日〜14日までの期間限定で行われていましたが、北海道だけでなく、東京のミスタードーナツ 大山ショップと大阪の江坂芳野町ショップでも同じくドーナツビュッフェが期間限定で開催されています。ミスタードーナツだけで胃袋を満たせるまたとない機会なので、実際にお店に行ってどんなものなのか確かめてきました。

ミスタードーナツの江坂芳野町ショップに到着。江坂芳野町ショップはミスドミュージアムに併設されたお店で、住所は「大阪府吹田市芳野町5-32」



店頭にはドーナツビュッフェのポスターが貼り出されていました。価格設定などは店舗によって異なるようで、大山ショップは60分で大人が税込1000円・子どもが税込500円でしたが、江坂芳野町ショップは大人が税込1200円・子どもが税込600円となっています。



お店に入ると、真ん中にある大きなテーブルに……



「ドーナツビュッフェご予約席」の札。



ミスタードーナツではレジカウンター下のショーケースにドーナツが並べられているスタイルをよく見かけますが、江坂芳野町ショップはパン屋さんのように商品が陳列されています。



オールドファッション・フレンチクルーラーという定番のドーナツから、6月から提供がスタートした塩ドーナツも置かれています。



2016年1月に販売が開始されたクリームブリュレドーナツも発見。



ドーナツポップは自分で好きなものを取る形でした。



ミスタードーナツにこんなのあったっけ???」という商品も並んでいます。



ドーナツビュッフェは事前予約が必須ではないのですがオススメされていて、事前に電話で予約すれば、ビュッフェに備えて商品が補充されます。この時も、お店で予約名を告げると店員さんが空のバスケットに商品を補充してくれました。



ビュッフェの前には以下のようなバインダーを受け取ります。ドーナツは1回の注文につき3個まで選択可能であること、時間終了の5分前がラストオーダーであること、持ち帰り・食べ残しができないこと、ビュッフェを注文していない人とのシェアは不可であることなどが注意事項として書かれています。



まずはレジにて料金を払うと……



ドーナツビュッフェカードをゲット。ドーナツを取るごとに、レジに行ってこのカードを提示すればOK。



なお、別途税込324円をプラスすることでドリンク飲み放題にすることも可能。



ドリンクステーションと呼ばれるコーナーがあるので、ここで好きなだけコーヒー・紅茶をゲットすることができます。



ということで、さっそくドーナツを選んで……



食べ放題がスタート。まず1人目の編集部員はショコラヴィアナブロートチョコ(税抜160円)、塩ドーナツ・めんたいマヨ(税抜140円)、ドーナツポップを選択。



2人目の編集部員はポン・デ・黒糖(税抜100円)、手作りイーストドーナツストロベリー(税抜140円)、チョコファッション(税抜120円)を選択。



3人目の編集部員はハムと野菜のタルティーヌ(税抜250円)、クリームブリュレドーナツ(税抜160円)、エンゼルフレンチ(税抜120円)を選びました。



ドーナツポップは1つだけ選んでも、複数個選んでもドーナツ1種類としてのカウントです。



ということでさっそく食べていきます。まずは、6月の発売されたばかりのの塩ドーナツ・めんたいマヨから。



表面がカリッと揚げられていて、まったりした明太マヨとの相性がいいです。油×脂の組み合わせですが、食感が軽いのでパクパク食べられました。



ドーナツは温めをお願いすることも可能。クリームブリュレドーナツは、なめらかなカスタードクリームから、バニラビーンズの香りがふわっと広がります。



ハムと野菜のタルティーヌはミスタードーナツの店舗の中でも一部のお店でだけ扱われている商品。



こんな感じで、生地の裏面にまでしっかり焼き目がついており、「パン」というよりは「ピザ」に近い食べ物。中はもっちり、外はカリッとした食感です。



ショコラヴィアナブロートチョコもパクパク食べていきます。食べ進めるごとに確信を持っていったのは、「いつものミスタードーナツよりもおいしい……!」ということ。具体的に言うと、「カリッ」「もちっ」「ふわ……」という生地の食感のそれぞれの度合いが通常店舗のドーナツのそれを振り切っており、例えばショコラヴィアナブロートチョコについて言うと生地のサクサク感が非常に軽く、揚げすぎて固くなっていることも、時間がたって湿ったような食感になることもなく、まさに絶妙な食感になっています。



「ドーナツ食べ放題といっても、油で気持ち悪くなってすぐに限界を迎えてしまうのでは?」と思っていましたが、全体的に仕上がりが軽いので、3つ食べきった段階で油で胃がもたれることはありませんでした。ブリオッシュトースト・ツナメルト(税抜250円)、ポン・デ・リング(税抜100円)、手作りイーストドーナツ(税抜160円)をさらに追加します。



ブリオッシュトースト・ツナメルトも、一部の店舗でのみ販売されている商品。ふわふわの生地の中にはたっぷりツナが入っていて、ツナを包みこむチーズはカリカリになるまで焼かれています。量的には多いのですが、ドーナツで口が甘くなるので、総菜系のパンを間に挟むといい感じにメリハリができました。



別の編集部員は手作りイーストドーナツ・チョコ(税抜140円)、クロワッサンマフィン・チーズクリーム(税抜180円)、えびとアボカドのタルティーヌ(税抜250円)をゲット。



えびとアボカドのタルティーヌは、えびもアボカドもたっぷり入っており、特にえびは身が大きくプリプリの食感が楽しめました。タルタルはややあっさりした味わいで、ぷりっとしたエビとなめらかな食感のアボカドにタルタルの相性は抜群です。ただボリュームのあるトーストなので、小食な人であればこれ1つで満足できそうなレベルでした。



クロワッサンマフィン・チーズクリームは、中にたっぷりとチーズクリームが入っています。生地のサクッとした食感がまろやかなチーズクリームが甘さを引き立てていますが、軽そうな見た目に反してかなりずっしりと食べ応えのある1品なので、食べ終わると急にお腹がふくれます。



ドーナツの注文は1度に3個までなので、お腹に自信があまりない人は少しずつドーナツを追加してもOK。ということで、今度はソーセージのさくさくデニッシュ(税抜230円)と手作りイーストドーナツ・ハニー(税抜140円)を注文。



ソーセージのさくさくデニッシュは生地からバターの風味が感じられ、内側はしっとりとしているのですが、外側の食感はとても軽く、サクサクです。ソーセージはぷりっとジューシーで、総菜系のデニッシュですが、ペロリと平らげられました。



見た目がハニーディップなこのドーナツは、「手作りイーストドーナツ・ハニー」という異なる名称です。シュガーコーティングがしてあるところはハニーディップと同じですが、生地はキメが細かく、高級感さえ感じるほどふわふわのフカフカでした。



さらに、クリームブリュレドーナツ・アップルシナモン(税抜160円)、手作りイーストドーナツ・エンゼルクリーム(税抜140円)、フィナンシェドーナツ・シナモン(税抜120円)などを注文し、ひたすらもぐもぐ食べていきます。



開始から30分をすぎたあたりから急激にお腹がふくれはじめ、しかし食べ残し厳禁なので、ドーナツを1個ずつ追加していくというスタイルにチェンジする編集部員も。ポン・デ・リングは表面はしっかりとしているのに噛むとふわっとした食感で、食べ進めると後からもちもちさがついてきます。



えびとアボカドのタルティーヌは2個目。



ポン・デ・黒糖も2個目を食べていきます。



手作りイーストドーナツ・シュガー(税抜140円)は食感が軽いので、満腹感を感じている時でも入りやすかったです。



最後はドーナツポップを胃の隙間にまで詰め込んで終了。



ドーナツビュッフェに挑戦した結果、女性編集部員が7個、男性編集部員が8個と10個のドーナツを完食。価格で言うと、7個で税込1199円、8個で税込1318円、10個で税込1750円だったので、60分税込1200円という価格設定は女性であれば元がとれるかとれないかぐらいで、男性であっても1200円オーバーを目指そうとするとかなり厳しい戦いを求められていました。いずれのドーナツも油がしつこくなく、軽く仕上がっており普段のドーナツよりは食べやすいので、「手作りイーストドーナツ」などの種類であれば予想以上にお腹に入っていきますが、総菜パンはかなりずっしりと胃にたまるので、食べるタイミングには注意すべきだと感じました。お店の人によると、18個のドーナツを完食する人もいたそうなので、ドーナツで胃袋をみちみちに満たしたい、という人はぜひチャレンジしてください。

なお、ドーナツビュッフェは2016年7月15日(木)までとなっています。