Chromeキラーを探せ──その2:プライヴァシーNo.1、『Opera』

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普段使いのブラウザーが『Chrome』で、そのセキュリティー性能に不安を感じているなら、『Opera』を試してみるといいかもしれない。

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[この記事は、Chromeキラーを探せ──その1:カスタマイズの雄、『Vivaldi』の続きです]

Operaブラウザーはとても古い。数10年にもわたって語り続けられているのだから(これは、ウェブの標準からすれば太古と言ってもいい)。

とはいえ、Operaには革新的機能が継続的に導入されている。

・お気に入りポイント

Opera特有の「スピードダイヤル」には、よく訪問するサイトがカスタマイズしやすいグリッド形式で表示される。「ターボモード」では、接続状況があまりよくなくとも、読み込みスピードを高速にするページ圧縮が用いられている。

最近追加された機能はアピールポイントとして強力だ。自動広告ブロック機能や無料のワンクリックVPNクライアント(近々提供予定、ディヴェロッパー版ではインストール可能)が、セキュリティーに重要な機能を付け加えてくれる。

・物足りないポイント

正直なところ、大きな不満はこれといってない。Operaも『Vivaldi』と『Chrome』と同様にBlink上で開発され、同様のパフォーマンスを期待できる。

Operaに対して何かしらの非難があるとすればそれはプライヴァシーとセキュリティーへの誠実さ以外のもので、Chromeからの乗り換えに値するような十分な差異化ができていないことだ。

・こんな人は、乗り換えるべきだ

広告ブロック機能とVPNの信頼性、そして相対的なシンプルさが欲しいのなら、Operaは試す価値がある

[その3、『Brave』に続く]