平愛梨 写真集 『 A 』より

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 “W不倫”で世間を騒がせるファンキー加藤(37)が6月11日、熱愛報道の平愛梨(31)らと一緒に、主演映画の初日舞台挨拶に登場した。その模様を取材しようとマスコミが大勢押しかけた中、会場では平愛梨がファンキー加藤をいじる“謝罪芸”で株上げに成功し、したたかな一面を見せた。

■大ネタ2つでマスコミ大挙!映画PR大成功

 5月までの時点ではほとんど話題にものぼらず、前評判が低かった映画『サブイボマスク』。しかし6月に入って状況が一変した。

 本作でヒロインをつとめた平は6月2日発売の『フライデー』(講談社)でサッカー日本代表・長友佑都(29)との熱愛報道が報じられ、主人公・サブイボマスクを演じた加藤は7日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)でアンタッチャブル・柴田英嗣(40)の元妻との“W不倫”をすっぱ抜かれたのだ。

 そんな話題の幸せ者とスキャンダルの張本人がそろい踏みするミラクルな瞬間を収めようと、今回の舞台挨拶にはマスコミが大挙して押し寄せたという。

「加藤さん主演の本作は『ハートフル“自虐”コメディー』と銘打っていましたが、この状況こそ自虐コメディーですよね。ただ配給会社にとっては最高の宣伝です。主演とヒロインの大ネタでマスコミが勝手に集まってきたんですから、今頃ホクホクではないでしょうか。あまりのマスコミの集まりように、現場の広報関係者も『いつもと違う』と驚いていました」(現場に居合わせた報道関係者)

 そして始まった舞台挨拶。登壇した2人にはそれぞれ「アモーレ!」「加藤ー!」などと声援が起き、その光景を見た泉谷しげる(68)らが「オレたちはネタがない!」などと噛みついた。

 挨拶の冒頭では、加藤が今や恒例となった謝罪。大勢の観客・報道陣に対面して「この度は、ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と平謝りした。そして平も、元恋人役だった加藤を「元カレがご迷惑をおかけして…」と一緒に謝罪のお辞儀をしたという。

「今回、一番得をしたのは平さんではないでしょうか。謝罪行脚でボコボコのサンドバック状態だった加藤さんは登壇時から涙目で、精神的にかなり参っているようでした。そんな加藤さんは、“話題の的”になっていたはずの平さんに『水を差した』といった前評判も多く、頭が上がらなかったでしょう。よくよくこの状況を考えると、本作のヒロインでもあった平さんは、加藤さんを煮るなり焼くなりできる美味しいポジションでしたね」(前出・関係者)

 そこで平が見せたのは、加藤をいじりながら一緒に謝るという器の大きいデキる女の対応。すっかり株を上げる格好となり、平の“したたか悪女”な一面が垣間見える舞台となった。その後ネット上では、長友がツイッターで「映画サブイボマスク公開中」とPRし、それに平が応えるという“公開イチャつき”も披露。長友も平と結婚すれば、支えているはずが実はサイフも何もかも実権を握られて骨抜き……なんて状況に陥るかもしれない。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。