写真はHIRO MIZUSHIMA OFFICIAL WEB SITEより

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 歌手・絢香(28)の夫で俳優の水嶋ヒロ(32)の「迷走ぶり」がまたもや話題を呼んでいる。水嶋ヒロは先月26日付で、転職・求人サイトなどを運営する、「株式会社じげん」のChief Lifestyle Offcer(CLO)に就任したことを自身のInstagramにて報告。同社社長とのツーショット写真を公開し、「一緒に働けるのが楽しみです」とコメント。水嶋ヒロの役職は、同社業務を外部からバックアップし、「生活機会(より良く生きるための選択肢)の最大化」の実現を目指すといった独自のポジションのようだ。

 型にはまらない水嶋の独創的なライフスタイルなどが、起用の決め手となっているとされているが、周囲からは戸惑いの声が多く寄せられている。「何をやりたいのかさっぱりわからない」「痛々しい」「見てられない」といったコメントも見られ、その方向性に困惑気味のファンも少なくないようだ。

 2006年に放送された特撮番組『仮面ライダーカブト』(テレビ朝日系)で主人公を演じて以降、ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』や『メイちゃんの執事』(ともにフジテレビ系)など、若手イケメン俳優の代表格として人気を集めていた水嶋だが、シンガーソングライターである妻の絢香と結婚以降、露出が激減。もともと所属していた事務所・研音も退職し、小説家に転身すると発表してからはすっかり表舞台から姿を消してしまった。

「本人としては“表現者”という言い方をしていましたが、小説も2010年に発表した『KAGEROU』(ポプラ社)以降公に作品が発表されたわけではありません。また俳優としても2014年に映画『黒執事』に主演をつとめて復帰作とされていましたが、こちらも大コケ。もはや表現者とは何なのかといったレベルです」(芸能関係者)

 今年4月には自身の新会社「3rd i connections」を設立したばかり。これも表現活動の一環なのだろうか。

■もはや“インスタ芸人”との声も

 テレビなどではすっかり姿を見かけなくなった水嶋であるが、自身の近況に関しては頻繁にInstagramを更新して発信している。

「イケメン俳優として名を馳せていただけに、さすがに水嶋自身が映っている写真はそれだけで注目を集めます。ネットで話題になるのも水嶋の現在の姿を取り上げたものが中心で、もはや生存確認状態です。一部ではInstagramで公開した写真でしか話題にならないことから、”インスタ芸人”だと揶揄する声もあるくらいです」(前出・関係者)

 現在の水嶋は、俳優、プロデューサー、小説家、事業主といった多彩な経歴を持つ人物という見方もできるのかもしれない。しかし、際立った結果が出ていないことが、ただただ迷走しているようにしか映らない要因となっているようだ。

 魑魅魍魎が跋扈する芸能界で、再び水嶋が表舞台で注目を浴びることがあるのだろうか。今後の活躍に期待したい。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。