上半身で黒ずみができやすのは、ひじ、腋の下、腕、下着の痕のあたり。

写真拡大 (全5枚)

暖かくなって肌の露出が増えるこれからの季節。ふと見てみたら、身体のあちこちが汚いような……!? その原因は、肌の「黒ずみ」にあるのかも。対処法を「銀座ケイスキンクリニック」院長の慶田朋子先生に聞きました。

全身から見れば小さなパーツでも、ひじやひざなどの“黒ずみ”は意外と目につきやすく、「清潔感がない人」といったマイナスイメージを与えがち。露出が増える夏本番を迎える前に、きちんとケアしておくべき。

「ボディの黒ずみは基本的に、ひじやひざ、かかと、Vゾーン、ヒップなど、関節部や圧迫を受けやすい部分にできやすいんです。摩擦のような物理的な刺激から肌が自身を守ろうとして、メラニンを過剰に生成したり、角質の硬さや厚さを増すことで発生します」(慶田朋子先生)

そのため、硬めのスクラブが入った角質ケアコスメでゴシゴシこすると、逆に悪化することも……。

「毎日のボディケアできちんとうるおすと、肌のバリア機能が高まるうえ、肌の生まれ変わりの周期も整い、黒ずみができにくくなります。けれども、効果を得るには最低1か月必要。水着を着る日まで時間がない人は、クリニックでお手入れしましょう」

肌が生まれ変わる周期は、約28日。きちんと保湿をすれば、その間に硬い角質が柔らかくなって自然と剥がれ落ちます。朝晩2回、顔のスキンケアと同時に、黒ずみが気になる部分も保湿しましょう。

「黒ずみは、肌が黒いほど残りやすい傾向も。すでに日焼けしている人には、美白タイプのボディケアがおすすめです」

インナーケアは飲むだけで手の届きにくい部分を含む全身へアプローチできるのがいいところ。保湿or美白のボディケアと併用して。

以下ではおススメのセルフケアアイテムをご紹介。

■ラブ コンポジション オイル 30ml¥5,200(アヴェダ)

すっとなじんでふっくらうるおう保湿アイテム。五感に響くアロマの香り。限定発売中。

■薬用アクネ ホワイトニングミスト 125g¥1,800(エテュセ)

簡単に全身ケアできるスプレー型の美白アイテム。ハーバルレモンの香り。医薬部外品。

■ベネフィーク ホワイトブルーム 約30日分¥4,800*編集部調べ(資生堂)

美白&エイジングに猛アタックしてくれる、インナーケアアイテム。6種の成分を厳選配合。

◇けいだ・ともこ 「銀座ケイスキンクリニック」院長。医学博士。最新の医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせた“切らないハッピーリバースエイジング”が話題。

※『anan』2016年6月1日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE/商品) イラスト・菜々子 文・北川真澄 《anan編集部》