【浦和】三菱マークが消える? レッズが直面する3つの問題を改めて整理する
日産が三菱自に約2370億円を出資し、34%の株を買い取るという。三菱自は、事実上、日産のグループに収まることになったのだ。
一方、三菱自は浦和の50.63%の株(出資額8100万円)を保有する筆頭株主にあたる。そして横浜の筆頭株主は日産である。
今もっとも問題となっているのが、この資本提携により、「ひとつのオーナーが、複数クラブの経営に携わることを禁止」している、Jリーグ規約(第3章・第25条)に抵触する恐れがある点だ。Jリーグの村井満チェアマンも「詳細について情報を集めたい。その規約に該当するかどうか」と説明。弁護士や専門家から話を聞いて、判断を下すそうだ。
もちろん、日産と三菱自の関係にかかわらず、浦和と横浜が八百長をするとは考えられない。とはいえ例えば結果的に、どちらかのチームがチャンピオンシップに進めるように、あえてライバルチームに引き分けた(負けた)のでは? と疑義をかけられる状況を招きかけないのも、また事実だ。
現在、クラブへの最大の出資者はリーグ戦の胸スポンサーの「ポラス」であり、なにより入場者収入は2位以下に倍以上の差をつける21億7400万円を計上。15年度は6年ぶりに営業収入60億円を超えている。
そう考えると、三菱自が持つ株式への出資額8100万円は、運営的には決して大きな額ではない(資産価値は上がっているとされる)。日産―三菱―浦和(-横浜)を巡る様々な問題を解消するために、三菱自が株を売却したり、あるいは一旦譲渡するか一部のみを手放したりする可能性は十分にあり得る。
では、クラブ発足からサポーターとともに歴史を築いてきた「三菱」が浦和から完全に消えてしまうのか? 現段階での可能性は五分五分と言えるだろう。
データ改ざん問題が発覚したあと、三菱自からの申し出により、埼玉スタジアムの三菱自の看板に覆いがかけられた。また、ピッチ脇のLED看板やインタビュー用の広告ボードからも三菱自の名前が外された。

