台湾のPCメーカーであるPiPOが、折りたたみ式キーボードがWindows 10搭載の超小型PCになっているという驚異の新製品「PiPO KB2」を発表しました。

PiPO KB2: Mini PC + tastiera ripiegabile, con batteria e WiDi. Video hands-on - Notebook Italia

http://notebookitalia.it/pipo-kb2-mini-pc-tastiera-cherry-trail-batteria-widi-video-23418

香港で開催されたGlobal Sources Electronics Trade Shows 2016で、イタリアのIT系ニュースサイトのNotebook Italiaが、Pipoのブースを取材しているムービーは以下から見ることができます。

Pipo KB2 PC, foldable keyboard, battery and WiDi - YouTube

PiPOは中国で「PiPO KB1」という初代キーボード型ミニPCを販売しており、実機が展示されていました。



KB1の側面には左からイヤホンジャック・VGA・LANポート・USB×2・HDMI・DCジャック・Micro-USBの入出力が並んでいます。



キーボード右側のスペースはタッチパッド。



PCとして使用するには、HDMIポートなどからモニターやTVに接続するだけとのこと。OSはWindows 10 Homeを搭載しています。



そしてKB1の後継機となる「PiPO KB2」がコレ。スマートフォンのような機器を開くと……



キーボードが出現しました。



キーボード左右の側面に入出力の挿込口が並んでいます。USB 3.0×1・USB 2.0×1・HDMI・Micro-USB・DCジャック・イヤホンジャック・microSDスロットを搭載。2500mAhのバッテリーも内蔵しています。RAMは2GBまたは4GBで、内蔵ストレージは32GBまたは64GBで、KB1と同様にWindows 10 Homeがインストールされています。



こっちもKB1と同様にHDMIなどでモニターなどに接続するだけで、Windows 10を起動することができます。モニターが必要なので外出先では使用できませんが、持ち運びはかなり楽なはず。出張先のホテルなどでちょっとした資料を作ったり、メールを送ったりする分には十分コレで対応できそうです。



なお、PiPO KB2はCPUにIntel Atom x5-8300 (Cherry Trail、最大1.84GHz)を採用しています。PiPO KB2の販売時期や価格などは明かされていませんが、Windows Centralは日本で発売予定であると伝えています。