現地の人に家や部屋を借りられる民泊サービス「Airbnb」の中には「ツリーハウス」「呪われた家」など変わった宿がたくさん存在し、2015年にはフランスにある地下墓地「カタコンベ」で宿泊できる企画もありました。そして新たに、周囲360度をガラスで囲まれ、サメ35匹が泳ぐ水槽内に設置されたベッドルームで眠れる宿がAirbnbで提供されます。

Airbnb underwater bedroom - Aquarium de Paris - Business Insider

http://www.businessinsider.com/airbnb-underwater-bedroom-aquarium-de-paris-2016-3

- Houses for Rent in Paris-16E-Arrondissement

https://www.airbnb.co.uk/night-at/shark-aquarium

これが周囲360度を35匹のサメに囲まれた部屋。



上から見ると、部屋の真ん中にどーんとベッドが置かれているのがわかります。



ベッドサイドのスツールに置かれたサメの置物……の後ろを悠々と泳いでいく本物のサメ。



これは別の部屋から見た水槽の様子。奥の方にベッドルームが見えます。



クローズアップするとこんな感じ。



Airbnbでは以下のような感じで宿が紹介されています。

- Houses for Rent in Paris-16E-Arrondissement

https://www.airbnb.co.uk/night-at/shark-aquarium



普段なら宿泊費が書かれているはずの場所をよく見ると、価格は0ユーロ。費用はAirbnbが負担してくれることがわかります。宿泊できる日付はあらかじめ設定されていて、2016年4月11日(月)から13日(水)の2泊3日。「Enter to Win」を押してみると……



まずはウェブサイトにログインする必要がありました。アカウントを持っている人はメールアドレスとパスワードを入力して「Log In」をクリック。持っていない人はログインボタンの下にある「Sign up」から登録を行います。



すると、こんな感じでテキスト欄が出現。サメに囲まれた水中部屋に泊まれる権利はコンテスト形式でゲットできるようになっており、希望者は「なぜサメに囲まれた部屋に泊まりたいのか」という理由を50ワードから550ワードで説明する必要があります。なお、宿泊者には、「18歳以上」「体重は190kg以下」といったいくつかの条件が設けられています。



宿は「まるまる貸し切り」「ゲスト2名まで」「1ベッドルーム」「1ベッド」



また、アメニティに関してはタオルなどの必需品やシャンプーは備わっており、朝食つき。テレビやインターネット環境はありません。



場所を確認してみると、フランスのエッフェル塔近くでした。



宿を貸し出しているホストはフリーダイバーのFred Buyleさん。Buyleさんは一息で海に潜って100mに到達した世界で8番目の人物で、フリーダイバーとしてこれまでに3つの賞を受賞。現在はフリーダイビングで水中世界の写真を撮影するカメラマンとしても活躍しています。



ハウスルールの中には「サメは光に敏感なので暗闇の中で自撮りしないこと」「宿泊前に映画『ジョーズ』を見ないこと」「ダイビング禁止」「餌をやらないこと」「寝る前は羊じゃなくてサメを数えること」など、他の宿では見たことのない独特の決まりが並んでいました。

なお、コンテストの申し込み期限は中央ヨーロッパ時間で4月3日23時59分となっています。