FAがイギリス女子代表の2020年東京五輪参加に向けて再結成を検討

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▽イングランドサッカー協会(FA)は、女子代表に関して再びオリンピックの参加を計画しているようだ。イギリス『BBC』が伝えている。

▽イギリスは、FA、スコットランドサッカー協会(SFA)、ウェールズサッカー協会(FAW)、アイリッシュ・フットボール・アソシエーション(IFA)の本土4協会と海外領土の各協会がそれぞれ国際サッカー連盟(FIFA)の承認を受けており、イギリス代表は存在していない。

▽しかし、2012年に自国で開催されたロンドン・オリンピックでは、FAとFAWがタッグを組みイギリス代表を結成。男子代表はMFアーロン・ラムジー(アーセナル)やMFライアン・ギグス(元マンチェスター・ユナイテッド)らが参加しベスト8、女子代表もベスト8に終わっていた。

▽今夏にリオ・デ・ジャネイロで開催されるオリンピックには出場しないものの、FAは2020年の東京オリンピックに向けて再結成を望んでいるとのこと。2012年に賛同を得られなかったSFA、IFAの反応を待っているようだ。

▽イングランド女子代表は、2015年にカナダで開催された女子ワールドカップ(W杯)でヨーロッパ勢最高の3位の成績を残していたため、出場資格があればリオ五輪に出場できていた。

▽FAの女子部でディレクターを務めるケリー・シモンズ氏は「我々は議論を継続するためのドアを開けている」とコメント。女子サッカーにおけるオリンピックの重要性を強調した。

「大きなダメージです。試合を促し、新たなファンの基盤を作り、新しい観客を集めるために一生懸命に動いている。このような大きなイベントは、本当に重要です」

「私はイギリスが出場できるための方法が見つかることを望みます。(W杯3位になった)選手たちは出場に値し、女子にとっては必要なことです」