9日、鐘さんは最近、埼玉県戸田市に神戸ビーフを処理する食品工場を建設し、7日に自身の意向でそのオープンセレモニーをひっそりと行った。写真は工場内で肉の状況を確認する鐘さん(1枚目)と新しく稼働した加工工場(2枚目)。

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2015年12月9日、約20年前、東京学芸大学の教育学部に通っていたころ、鐘旭宏(ジョン・シューホン)さんは、日本が誇る和牛のトップブランド「神戸ビーフ」を手掛けるビジネスマンになるとは予想もしていなかった。中国新聞社が伝えた。

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鐘さんは最近、埼玉県戸田市に神戸ビーフを処理する食品工場を建設し、7日に自身の意向でそのオープンセレモニーをひっそりと行った。

日本でビジネスをして数十年になる鐘さんだが、神戸ビーフを手掛けるようになってからはまだ約3年ほどだ。2012年、東京スカイツリーが開業したのを機に、多くの人が訪れると見て、鐘さんは目の前に神戸牛をリーズナブルに提供する「江戸匠苑」を、さらに、日本で最も賑わっている繁華街・銀座にも神戸牛の直営店「匠苑にくいち」をオープンさせた。鐘さんは、留学生だったころの保証人を通して、神戸ビーフの老舗卸問屋「神戸ビーフ食品株式会社」を買い取った。それが、鐘さんが主に神戸ビーフを手掛けるようになったきっかけだ。

「江戸匠苑」は焼き肉、「匠苑にくいち」はしゃぶしゃぶとすき焼きをメインとし、大繁盛している。特に、高級牛肉を提供しているにもかかわらず、「値段がリーズナブル」と人気だ。その理由は、神戸ビーフ肉の卸業も手がけているため、質の高い牛肉を直接店に提供できるためだ。

▼「神戸ビーフ」は、日本でもミステリアスな存在

鐘さんによると、神戸を含む兵庫県で飼育されたのみでなく、特定の品種の肉牛で、厳しい品質の基準をすべてクリアしたものが「神戸ビーフ」と認定されるという。そのため、日本全国で本当の「神戸ビーフ」は限られており、1カ月に300頭前後のみという。そして、その約2割が海外に輸出されるため、日本国内で流通する神戸ビーフはさらに少なくなる。しかし、老舗企業の「神戸ビーフ食品株式会社」は古くからのルートで、兵庫県内で飼育された神戸牛を年間350頭仕入れることができ、東京の神戸ビーフ卸業者にも供給している。

神戸ビーフを手掛けるのは、決して容易でない。しかし、鐘さんは、「この業界に投資すると决心した時から、日本国内外で高い知名度を誇り、潜在価値の高い『神戸ビーフ』に目を留めていた。今では、神戸ビーフを販売するオンラインショップも設置し、好評を博している」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/武藤)