もはやお馴染みの、ファイスパックシリーズ。「一心堂本舗」が発売してきた『JOJOフェイスパック』や『手塚治虫ワールド フェイスパック』、『動物フェイスパック』などその数々は、コネタでも数多く紹介してきています。
どういうフェイスパックかというと、上記のような文化・作品をモチーフに表面がデザインされており、装着すると成り切れてしまうというアイテムです。

話は変わって現在、市川猿之助氏、市川右近氏出演の「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」が開催中。日本を代表するマンガが、歌舞伎にアレンジされて舞台化されたのです。
そういえば、一心堂本舗が初めて世にリリースしたフェイスパックは『歌舞伎フェイスパック』でした。その上、同社は『ジョジョの奇妙な冒険』や『進撃の巨人』といった人気アニメ作品を次々とフェイスパック化してきています。

というわけで今回は、「スーパー歌舞伎II『ワンピース』」の公演を記念した「『ONE PIECE』歌舞伎フェイスパック」が製作されました。

「私も『ONE PIECE』は大好きで、週刊少年ジャンプで始まった一話目を大学内で読んだことを覚えています。リアルタイムで読み続けていましたし、日本を代表する作品ですから、ぜひフェイスパックとして発信したいと思っていました」(「一心堂本舗」代表・戸村さん)
『ONE PIECE』のフェイスパック化の機会を窺っている最中、スーパー歌舞伎が開催されることが決定! そこで『ONE PIECE』の歌舞伎仕様フェイスパックが製作された……というのが今回の流れです。

では、もう一度フェイスパックをご覧ください。見事ですよね? 『ONE PIECE』の代表的キャラ「モンキー.D.ルフィ」と、ルフィに麦わら帽子を授けた「赤髪のシャンクス」の2人が、歌舞伎の世界と絶妙に融合しています。
「実は、舞台で猿之助さんはフェイスパックのような隈取りを施してはいません。スーパー歌舞伎用に尾田栄一郎先生が描いたルフィのイラストをフェイスパック化しました」(戸村さん)
そのイラストは、フェイスパックのパッケージに描かれています。まぎれもなく、尾田先生が描いたルフィ!



この「『ONE PIECE』歌舞伎フェイスパック」は、11月21日より新橋演舞場にて先行発売がスタート。11月27日からは全国のジャンプショップ、ONE PIECE麦わらストア、集英社オフィシャルオンラインショップ「Mekke!」、一心堂本舗直営店(歌舞伎座・新橋演舞場・羽田空港)でも期間限定で購入することができます。価格は、各1,200円(税込)/2枚入り。

「男女問わず幅広い年齢層に人気の作品ですから、フェイスパックも幅広い方々に楽しんでいただきたいと思います。スーパー歌舞伎へはお孫さんと一緒にお年寄りも訪れているので、そういった方々にもフェイスパックを初体験していただきたいです!」(戸村さん)

ちなみにONE PIECE、なんとギネス記録を持っているそう。コミック全巻の累計発行部数が世界で3億2086万6000部を記録し、今年の6月15日に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として認定されています。要するに、世界中にファンがいる。
「早速、特にアジア圏の方々から『買いたい!』という反響が寄せられています」(戸村さん)

以前より「日本を代表する人・キャラクター・文化をフェイスパックのモチーフにする」をコンセプトに掲げている同社。
日本を代表する『ONE PIECE』だし、日本が誇る文化「歌舞伎」だし、両者が融合したこの舞台をフェイスパックにするのは、考えれば考えるほどに自然でしょう。
(寺西ジャジューカ)