日本テレビ系のバラエティ番組『今夜くらべてみました』(11月3日放送分)の「トリオTHE外食まみれな女! 渡辺直美VS美食極めた女子アナ」で、渡辺直美が放った発言が、Twitterやネット掲示板で話題になった。

渡辺の大好きな外食の店は、和食ファミレス「夢庵」。



「これを食べなきゃ始まらねぇ」という質問には、「夢庵のサラダうどんとネギトロ丼」と回答。



実は3年間夢庵でバイトし、朝昼晩まかないを食べて20kg太ったという。
そんななか、「1つだけ気になること」として指摘したのが、「美味しい『夢庵』が浸透しないのは、おどろおどろしいロゴに原因があるんじゃないか」ということ。



確かに揺れるような赤い文字は、ちょっと恐ろしい感じもする。ネット上には「言われてみれば……」などの声が飛び交っていた。

夢庵のこのロゴ、いったいどのように決まったものなのだろうか。夢庵を運営する「株式会社すかいらーく」に聞いた。
「夢庵のロゴについては、現在のロゴで3代目になります。当時を知る、夢庵の各スタッフやマネジャー等に確認しましたが、現在のロゴに使われている字体についての詳しい経緯は判明しませんでした。大変申し訳ございません……」(マーケティング本部プロモーション戦略チーム・堤雅さん)

渡辺直美に「ロゴがおどろおどろしい」と指摘されていたことを、どのように受け止めているのか聞いてみると……。
「あのような効果音つきで紹介されると、なるほど確かに、と感じてしまいました。夢庵を愛してくれる渡辺さんからのご指摘ですから、真摯に受け止めたいと思います」
では、変更する可能性も!?
「当面はなかなか字体の変更はできないと思いますので、ぜひ、皆さんに現在のロゴの字体も愛していただけると嬉しいです」
ちなみに、なかには、「丸みある字体が温かみを感じて好感が持てる」という意見もあるようだ。

ところで、番組に関する視聴者からの反響は?
「予想以上にとにかくすごい反響でした。番組で取り上げられた商品がドンドン注文されました。【彩り温玉サラダうどん、夢庵うまか丼、若鶏の唐揚げ…】など、番組で取り上げられた商品そのままがオーダーで入ってきたりもしました。お客さまの会話でも『ホント、美味しいぃ〜』『渡辺直美さんって長い間夢庵でバイトしてたんだって』など、番組に関する会話が多く聞かれました」





ちなみに、夢庵が誕生したのは、1994年。第1号店は新百合ヶ丘店だったそう。



また、店名の由来については、次のように説明してくれた。
「作家・隆慶一郎氏の小説「一夢庵風流記」の題名より引用しました。小説の主人公は文化の最先端をいく男で、独特の美意識を持ち、権力・権威に迎合することを潔しとせず、世の中を外から眺め、生命を惜しまない生き方を信条とする人物として描かれています。これにあやかり、独特の世界を表現したいと考えました。庶民的な価格でありながら、和食を楽しめる店として夢の庵(いおり)『夢庵』と名付けました」



夢庵は11月末時点で、関東や関西を中心に192店営業中。番組視聴者からは「近くにないから食べてみたい!」「東京に行ったら食べに行ってみよう」などの声があがっていたが、このおどろおどろしいロゴも愛する人が増えてくれば、全国にさらに広がっていくかも。
(田幸和歌子)