鬼は大爆笑すると思うが「iPhone 7」に期待したい5つのこと

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iPhone 6s / 6s Plusが発売され一段落した昨今だが、来年登場するであろう『iPhone 7』への期待から、さまざまなリーク情報やコンセプト予想が飛び交っている。

この動画『The Official Apple iPhone 7 Design Concept Phone by Hasan Kaymak Innovations - YouTube』は、デザイナーのHasan Kaymak氏が、現在露見しているリーク情報などを元に制作したコンセプトCG。

iPhone 6sとの違いとして、次の点を挙げている。

・ワイヤレス充電
・オクタコアプロセッサの搭載
・スピーカー一体型microUSB Type Cの採用
・2.5Dディスプレイの採用
・手ぶれ補正1,600万画素カメラセンサーの採用

従来のiPhoneはモデルチェンジの都度、機能を大幅にアップデートしていったが、ナンバリングモデルはボディサイズやエクステリアも大幅に変更してきた。

このコンセプトCGを見ると、ガラスのエッジをカーブさせ立体感を持たせた2.5Dディスプレイが取り入れられているのがわかる。

なるほどなるほど。方向性としては順当なアップデートに見える。しかしあまりにも順当すぎるのではないだろうか。

特にディスプレイは、最新のハイエンドAndroidスマートフォンのキーアイテムとして、複数のモデルで取り入れられている。来年にリリースしたとしても「ふうん」という印象を持たれかねない。

「来年のことを言うと鬼が笑う」とは言ったものだが、他のリーク情報にも目を向けつつ、“2016年式iPhone 7”の姿に迫ってみたい。

■1:全面ガラス素材を使ったボディに変更

iPhone 6s / 6s Plusで、7,000番台の高硬度なアルミ素材を使い始めたアップルだが、次期iPhoneではアルミ素材からの脱却を目指すという説がある。ガラス素材を用いたものになるという。

報道したのは、中国のニュースサイトMyDriver。

AppleはGlass Fusion Device Housingという、ガラスのエッジ部分を溶射加工することで強度を高める特許と、リキッドメタル(金属ガラス)にサファイアガラスを融合させる特許を取得しており、これらの技術によって強固でクリーンなハウジング素材を作るのかもしれない。

■2:物理的ホームボタンの撤去

ディスプレイをより広く使うべく、もしくは本体サイズをコンパクトにまとめるべく、物理的なホームボタンが撤去されるとの噂話も多い。

TouchIDによる指紋認証はなくなる(Xperiaと同じく、サイドボタンに指紋認証スキャナーを配置する? もしくはディスプレイ部で認証を可能にする?)が、別のセンシング技術であってもiPhone 6sの指紋認証スピードが実現されるのであれば大歓迎だ。

なお、インカメラと顔認識技術を使ったロック解除技術もあるが、実際にはポケット内のスマートフォンを顔の位置まで持ち上げる必要があり、これがストレスとなる。

さすがに採用されることはないだろう。

■3:誰もが待ち望んだ防水ボディ

全面ガラスのボディに、冒頭の動画でもピックアップされていた、スピーカー一体型microUSB Type Cの採用が現実になると想定すると、防水性能にもこだわって作るのではないかという期待を抱いてしまう。

■4:ピント合わせに悩まないレンズの採用

iPhone 6sのアウトカメラには、超高速AFやローライト時のノイズ低減が期待できる、デュアルレンズが搭載されるという噂があった。

しかし実際には搭載されなかった。

スマートフォンで写真撮影をするユーザーが圧倒的に多いことを考えると、次世代iPhoneでは、さらにカメラ性能のユーザビリティを改善してくる可能性が高い。

高速AFの性能次第ではピント位置を少しずつずらして連写する、新たなバーストモードの搭載も考えられる。

そうなったらもう、ピントがズレているボケボケな写真とはおさらばできる。

■5:iPhone 5sの順当な後継機となる4インチモデルの登場

AppleはiPhone 6シリーズでボディサイズの大型化に走ったが、プレミアムコンパクトなスマートフォンを求める声は今なお多い。いや、より高まっている。

なぜiPhone 6sシリーズでは4インチサイズ(iPhone 5sサイズ)のラインナップがなかったのだろうか。諸説あるが、筆者としてはバッテリー容量を確保するため、ダイエットさせるわけにはいかなかったのでは、と見ている。

次世代のiPhoneは、iPod touchほどまで薄くなるという噂がある。

これはディスプレイパーツを変更するなどして薄型化を図るという視点からきているが、さらにプロセッサのコア数を増やすことで高性能化と低消費電力を両立できるのであれば、4インチモデルの再来も夢ではないだろう。

片手で握れる最新iPhone…。ああ、是非とも登場してほしい!

最後に余談だが、個人的にはAppleが出願しているパテントの1つ、落下時にディスプレイを保護するアームが飛び出すギミックを取り入れてほしいところ。

しかし、この構造と防水性能を両立させるのは難しいだろう。残念ではあるが、期待しないようにしている。

【参考・動画】

※ The Official Apple iPhone 7 Design Concept Phone by Hasan Kaymak Innovations - YouTube

【画像】

※ Milles Studio / Shutterstock

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