11月公開のホラー映画「劇場霊」の主演女優として、第21回エトランジェ映画祭に出席したぱるる。エッフェル塔などの観光名所も訪れて、初のパリを満喫した。96年に公開された伝説のジャパニーズホラー「女優霊」から19年。

新たな恐怖の幕が上がる。「リング」シリーズや「クロユリ団地」を生み出した、日本ホラー映画界の巨匠、中田秀夫監督の新作「劇場霊」が、11月に公開される。主演女優に抜擢された島崎遥香は、9月にパリで開催された第21回エトランジェ映画祭コンペティション部門に出席。大きな話題を呼んだ。

FLASHスペシャル グラビアBEST秋号では、映画祭のため、パリを訪れたぱるるに密着!映画への意気込みやパリの思い出を語ってもらった。

「ホラー映画は、ほとんど観たことがないんですが、小さいころに唯一、家族で観たホラーが、中田監督の『仄暗い水の底から』なんです。なので、監督とは縁を感じます。当時、映画を観たときは、もちろん怖いのもあったんですけど、最後には感動したのを覚えています。おばけでも、なぜおばけになったかがちゃんと描かれていたのが印象に残っています」

運命的な繫がりを感じる中田監督とぱるるだが、ホラー映画の撮影に不安はなかったのだろうか。

「ホラーだからというか、本格的な演技自体が初めてだったし、しかも中田監督の作品ということで、すごく緊張しました。ちゃんと演技ができていたかっていう不安は大きいです。撮影では何度も怒られました。恐怖の演技に関しては特に厳しかったです。表情のつけ方とか、細かく指導していただきました。毎日が初めてのことの連続で悩みましたね。なかでも血まみれになるシーンの撮影は、一発勝負だったのでとても緊張しました。でも、一発めが外れちゃって、2回やることに(笑)。血のりが目に入ったりして痛いし、とにかく大変でした。映画の撮影中は、もう限界と思うこともありました。最終日までやりきってやっと、やってよかったなって」