吉野家が一部店舗で「仮想ボトルキープ」開始! オトクだけど感覚的には〇〇〇に近い

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吉野家が一部店舗でオンライン上に仮想のマイボトルを保管できるサービスを始めている。現時点で東京の3店舗で実施している試験的なサービスだが、2016年度以降吉野家の「吉呑み」実施店舗で導入予定とのこと。さっそくお店に行って使い心地を試してみた。

ボトルキープ実施店舗は?


2015年10月現在、このボトルキープサービスを実施している店舗は「西五反田一丁目店」「新大橋通八丁堀店」「大塚店」の3店舗のみ。実施店舗が少ないので、注意が必要だ。



サービス実施店舗の店内には、ボトルキープのポスターが貼られていた。サービスを利用することで通常10杯で3500円のビールが2500円、10杯で3000円の焼酎が2000円で購入できる。いずれも1000円引きだが、本格的に導入される際には、割引率に変更があるかもしれない。



ボトルキープを行う際には、くら寿司の時間帯予約などに採用されている光通信関連会社のアプリ「EPARK」のダウンロードと登録が必要になる。利用の際は個人情報の登録が必須で、入力に5分ほど時間がかかった。



今回は焼酎ではなくビールを購入してみた。アプリの購入ボタンを押すと、スマホにQRコードが出現する。



このQRコードを、店員さんがiPadのカメラを使って読み込み、会計と記録を行う。オンラインでの決済には対応しておらず、お金はその場で渡す必要がある。



会計を終えると、アプリ上に吉野家のロゴが入ったピッチャーが出現。ボトルキープの有効期限は180日で、ビールは1杯あたり250円なのでかなりトクだと言える。もちろん1人で飲むだけでなく、グループでビールを分け合うことも可能だ。



ビールを頼んでみた


さっそくボトルキープしたピッチャーからビールを注文。吉野家は店舗によって出しているビールの銘柄が違うが、今回訪れた店舗はアサヒのスーパードライだった。



辛口で炭酸が強めのスーパードライであることに変わりはないが、ジョッキが冷えているだけあり爽快感が強い! お店で飲むビールが缶より美味しい理由の一つは、このジョッキであることを再確認した。



吉呑みが実施店舗では、吉野家では頼めない「牛すい」なるメニューも注文することができる。このメニュー、牛肉の旨味と和風だしが効いており、上品ながら力強い味に仕上がっていて、つまみにもシメにもピッタリ。そんなこんなで食事を取ったりつまんだりしながら、3杯のビールを飲んだ。



会計を終え、お店を出る頃にはアプリ上のピッチャーのビールが3杯分減っていた。ボトルキープといえばボトルキープではあるが、オンライン上にしか存在しないのでなんだか違和感がある。ボトルキープというよりは、「10杯分のドリンクを前もって購入する回数券」という方がしっくりくる気がする。
ボトルキープのサービスは、頻繁に吉呑みを行う人にはおトク。有効期限が180日ということを考えると、1月に1回以上お店に行く人に向いていると言えそうだ。

吉呑みは300円前後のメニューが多く、最も高い「牛カルビ皿」でも490円、「お新香」や「キムチ」にいたっては100円で注文できるので、2〜3杯飲んでも2000円前後の会計で済む。さらに吉呑みを安く済ませたい人に、ボトルキープはオススメだ。
(やったー麺)