今年のさんまは不漁だと聞いています。結果、値段も上昇。これは、例年以上にじっくりと味わう必要があるな……。

そんな意気込みにピッタリの調味料を発見しました。1930年創業の老舗醤油醸造元「まる昌醤油醸造元」(福岡県八女市)と商品企画会社「YK STORES」(福岡県北九州市)が共同で醸造し、10月15日よりAmazonにて先行発売しているのは、その名も『焼さんま専用醤油』(税込680円)。
「さんまの美味しい季節に発売となること。そして、さんまの漁獲量と需用量が減っているというニュースを受け、国内のさんま業界を応援したく開発した醤油です。今までに発売されたさまざまな専用醤油の中に"焼さんま専用"というものが無かったのも、商品化のきっかけの一つでした」(「まる昌醤油醸造元」担当者)

ところで、何がどうなってこの醤油は「焼きさんま専用」なんだろう? まずこの醤油、北海道産の昆布をそのまま瓶詰めしているそう。結果、昆布の香りだけでなく、昆布と醤油の旨味が凝縮されている。これで、塩のとげとげしさがより抑えられます。その上、果物のだいだいによる爽やかな香りが感じられるまろやかな味になっているとのこと。
「昆布のグルタミン酸とさんまのイノシン酸がお互いに旨みを引き立て合い、相乗効果でうまみが数倍に感じられます。また通常の醤油やポン酢を脂の乗ったさんまにかけると弾いて身に絡みにくいですが、とろみをつけたことで少量でしっかり旨みを感じられるようになりました」(担当者)
これは、興味が湧かざるを得ない。もちろん、取り寄せてみたいと思います!

はい、届きました!


そして、さんまも焼き上がりました。あとは、かけて食べるだけ。行きます。トクトクトクトク……。


では、いただきます。……なるほど、たしかに塩っけがマイルドだ。要するに、さんまの美味しさを醤油で上書きすることなく、素材の魅力を見事に引き立てている。結構な量をかけたんですけど、それでもトゥーマッチじゃないんです。あと、心なしか醤油にフルーティな風味がある。このテイストって、醤油にかぼすをかける役割を担っているのかもしれないなぁ。

そんな『焼さんま専用醤油』、実は焼きさんま以外にも合うらしいんです。
「さんまと共通するイノシン酸成分を持つ焼き魚(カツオ、アジ、アユ、マグロ、タイ、ホッケ)などにお使いいただくことで、より美味しい一皿となることは間違いありません」(担当者)
っていうことは、秋だけじゃなくオールシーズン活躍する。春はカツオのたたき、夏はアジやアユ、秋はマグロやタイ、冬は牡蠣やホッケ……。鍋や冷奴、サラダはもちろん、肉料理などにもイケるらしいですよ!



でも、まずは焼さんまで試してみるべき。だって、専用なんだもの。
「お試しいただいた方からは、昆布によって引き出されたまろやかな口当たりにご好評をいただいています。『確かにこれだったらさんまが美味しい』『家庭で手軽にさんまを一番美味しく食べられるかも』といったお声が今までに寄せられました」(担当者)
「家庭でさんまを一番美味しく食べられる」って、凄くないですか? メチャメチャ魅力的!
(寺西ジャジューカ)