モスバーガーが、北海道・釧路のからあげ「ザンギ」をアレンジした「釧路ザンタレバーガー 甘酢たれ」と、大分の「中津から揚げ」をアレンジした「中津からあげバーガー レモン添え」を10月20日から販売している。今回の新作は、社内に「キャンペーン推進委員会」を立ち上げ、店舗で働く現場スタッフのアイディアを取り入れた自信作とのこと。その味を確かめるため、お店に行って2つのバーガーを食べてきた。



モスバーガーにGO!




店内のメニュー写真にはきれいに盛り付けられた「釧路ザンタレバーガー」と「中津からあげバーガー」が貼られていた。いずれのバーガーもバンズ・マヨネーズ・千切りキャベツ・からあげ3つが使われているのは同じだが、「釧路ザンタレバーガー」には甘酢ソースとレタス、「中津からあげバーガー」にはレモンが使われている。




左の「釧路ザンタレバーガー」のからあげは、タイ産の一枚肉のとりもも肉を使用。表面がゴツゴツしている。右の「中津からあげバーガー」のからあげは、ブラジル産のとりもも肉を使用。表面を見る限りでは、片栗粉が多めに使われていることが推測できる。



「釧路ザンタレバーガー 甘酢たれ」&「中津からあげバーガー レモン添え」を実食


さっそく「釧路ザンタレバーガー」から食べてみた。からあげは見た目の通りクリスピーな食感で香ばしく、甘味や酸味が効いた甘酢ソースやこってりしたマヨネーズとの相性も良い。

甘酢ソースとマヨネーズが使われているので「コッテリしすぎではないのか……」と食べる前は心配だったが、そういったことはなく、バンズや野菜との相性が計算されたバランスの取れた味に仕上がっている。



続いて「中津からあげバーガー」は、サクサクというよりも柔らかな食感。衣からニンニクやしょうゆの味が感じられるが、本場の中津からあげと比べるとニンニクの味が控えめ。これはランチなどで食べる人がいることも想定し、あえてそのように調整しているとのことだ。

途中でレモンをかけるとよりあっさりした味に変化し、釧路ザンタレバーガーとはかなり違う印象に。通常、中津のからあげにはレモンをかけないが、バーガーとしての商品化にあたりアレンジを加えたようだ。



今回のバーガーの開発経緯を広報担当者に聞いたところ、「『店舗と本部が協力して新商品を作り上げていこう!』ということで、地域に根付いたご当地メニューを使った2つの新作バーガーを開発しました。いずれのバーガーもご当地の味を壊さないようにしながら、モスバーガーらしいアレンジを加えています。期間限定のバーガーになるのでぜひ召し上がって頂きたいです」ということだった。

「釧路ザンタレバーガー 甘酢たれ」「中津からあげバーガー レモン添え」の価格はいずれも税込380円。あげたてが美味しいので、できればお持ち帰りではなく店内で食べた方が良さそうだ。しかし、このバーガーを持ち帰ってビールと一緒に食べるのも捨てがたい……。
(やったー麺)