マイナンバーや海外で人気の食品・飲料など 市場で注目される5大テーマから儲かる株を選べ!

写真拡大

日経平均株価が2万円を突破した勢いは3カ月程度で終息してしまった。とはいえ、もっぱら中国や米国の動向など外部要因によるところが大きく、将来性の高さから注目され続けている株もある。これから株を買うなら、市場の関心度が高いテーマ性を持っているものから選ぶのが安心。今回は注目の5大テーマで選んだオススメ銘柄を紹介していこう!

食品のように海外で市場を拡大する株のほか
国内で新たなニーズを創出する株も狙い目!

 まず、最も身近な食品や飲料株の中から、注目度が上がるものを見つけるとしたら、海外で市場を拡大させている製品を持っているかをチェックするのがキホン。国内の人口減少が進む中で、海外で業績を伸ばすことができているかは市場の大きな関心事だ。また、日清食品ホールディングス(2897)はブラジルでの即席麺のシェアが65%を誇るほどで、アナリストの投資判断は「強気」となっている。

◆海外で市場を拡大の食品・飲料 有望株ベスト10
銘柄名 最新株価
1 日清食品ホールディングス(2897)
2 ヤクルト本社(2267)
3 アサヒグループホールディングス(2502)
4 日清製粉グループ本社(2002)
5 明治ホールディングス(2269)
6 キリンホールディングス(2503)
7 味の素(2802)
8 キユーピー(2809)
9 ハウス食品グループ本社(2810)
10 宝ホールディングス(2531)

 国内で新たな需要を生み出す株にも注目したい。その筆頭に挙げられるのが、マイナンバー関連だ。NTTデータ(9613)や野村総合研究所(4307)などは、軒並み「強気」以上の投資判断をアナリストはしている。また、マイナンバー制度の導入に伴いセキュリティに対する関心も強くなると思われる。情報セキュリティ技術に強みを持つラック(3857)やGMOクラウド(3788)はもちろん「買い」判断、注目してほしい。

◆マイナンバーと情報セキュリティ 有望株ベスト10
銘柄名 最新株価
1 日本ユニシス(8056)
2 NTTデータ(9613)
3 野村総合研究所(4307)
4 フルキャストホールディングス(4848)
5 NEC(6701)
6 セコム(9735)
7 フライトホールディングス(3753)
8 GMOクラウド(3788)
9 FFRI(3692)
10 ラック(3857)

 16年4月に全面自由化されることになった電力小売り関連に対する市場の関心も高い。新たな電力の供給サイドの業績アップのみならず、コンビニのように電力の消費量が大きな企業のコスト削減も期待される。

◆本格化する電力の小売り ベスト10
銘柄名 最新株価
1 丸紅(8002)
2 オリックス(8591)
3 ローソン(2651)
4 セブン&アイ・ホールディングス(3382)
5 楽天(4755)
6 日立製作所(6501)
7 三菱重工業(7011)
8 東京ガス(9531)
9 大阪ガス(9532)
10 王子ホールディングス(3861)

 原油価格の下落によって、恩恵を受ける企業も自動車関連、海運、空運から、燃油サーチャージの下落による旅行需要の拡大が見込めるエイチ・アイ・エス(9603)のような旅行会社まで多岐に渡る。このような株にも注目したい。

◆原油価格の下落で業績がアップする有望株ベスト10
銘柄名 最新株価
1 ブリヂストン(5108)
2 トヨタ自動車(7203)
3 ホンダ(7267)
4 日本航空(9201)
5 ANAホールディングス(9202)
6 日本郵船(9101)
7 川崎汽船(9107)
8 エイチ・アイ・エス(9603)
9 九州電力(9508)
10 中部電力(9502)

 毎年、冬になると必ず話題になるインフルエンザに関連する製薬株などを今のうちに買っておくのもありだ。連想から同じ分野の株やドラッグストアの株が買われやすくなる。お金の面からもウィルス対策をしておこう。

◆冬こそ需要拡大のウィルス対策 有望株ベスト10
銘柄名 最新株価
1 武田薬品工業(4502)
2 アステラス製薬(4503)
3 沢井製薬(4555)
4 富士フイルムホールディングス(4901)
5 マツモトキヨシホールディングス(3088)
6 塩野義製薬(4507)
7 第一三共(4568)
8 小林製薬(4967)
9 スギホールディングス(7649)
10 UMNファーマ(4585)

 発売中のダイヤモンド・ザイ11月号では、テーマ株のほかにも「10万円株」や「優待株」など注目株を掲載。2大特集「人気500銘柄の激辛診断」や「株予測&儲け方」にも注目だ。また、「実績10年投資の本当の成績ランキング」「NISA&ジュニアNISAの儲け方」「マイナンバー対策術」なども盛りだくさんとなっている。