ざわちんのメイクアップセミナーに潜入! ものまねメイクの秘訣を探ってきた

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検索してみるとわかるのですが、世にメイクアップ講座は数多いです。より美しくなるための、貴重な機会と成り得るのでしょう。

でも、今回はちょっと趣きが違う。ちょっと変わったメイクアップセミナーを発見してしまいました。9月10日、パシフィコ横浜にて開催されたのは、株式会社ダイアナ主催「ざわちんのスペシャルメイクアップセミナー」。これ、ちょっと観に行ってきました!
当日の会場には、北海道〜沖縄より約1000人の女性が集結しています。皆、“ざわちんメイク”の真髄を学び取ろうというモチベーションでいっぱい!

この日、記者は特別にざわちんさんの楽屋へお邪魔させていただきました。そこには、モデル3名にものまねメイクを施しているざわちんさんの姿が……。


これは、誰に似せたものまねメイクなのだろう? その出来上がりはステージで披露されるとのことなので、発表を楽しみにしましょうか!

オードリー・ヘップバーンのものまねメイク


はい、いよいよ発表の時間がやって来ました。じゃあ、完成メイクをご覧ください!


わかりますか? なんと、オードリー・ヘップバーンのものまねメイクが完成です!
ざわちん 短時間だったんで、本当に大変でした……!
モデル 自分が映画の女優になった気分にさせていただきました。

では、オードリーものまねメイクのコツについて。


・ものまねメイクは眉毛が一番大事で、眉毛を完コピするだけでその人の雰囲気が出る。オードリーの眉毛は個性的で、四角気味だがお尻の方がキュッとしてるイメージ。
・オードリーは目元が印象的なので、アイラインをしっかり跳ね上げ、つけまつ毛もしっかり入れる。
・オードリーは目頭がキュッとしているので、ちゃんとしっかり切開ラインを入れてあげる。

ざわちんが「ものまねメイク」の秘技を公開!


まだまだいきます。
ざわちんさん、ものまねメイクのレパートリーがなんと190人を超えているらしいのです。そのなかでも代表的なメイクのコツを、この日はこっそり教えていただきました。

ローラ
ハーフの女性なので、ノーズシャドウの入れ方が変わってくる。瞳と瞳の上からノーズシャドウを持ってくるといい感じに食い込んだイメージが出て、自然な深い彫りができる。

大島優子
“困り眉”が特徴なので極端に横にS字を描くようなイメージで眉毛を描き、涙袋もくっきり描いてあげる。あとはアイブロウペンシルを使い、勾玉を描くようなイメージでえくぼを描く。グラデーションを作り内側が濃い目になると、ナチュラルなえくぼが出来上がる。

浜崎あゆみ
くりっとした目なので、二重幅を平行二重にしてあげる。瞳中心の上下部分だけアイメイクを若干太くする。そうすると丸い感じになる。

安室奈美恵
安室は、二重幅がよく見るとへの字になっている。への字になるようにアイテープを付けてあげると、そういう形の二重になる。またほくろも描いてあげ、より雰囲気を出す。

滝川クリステル
彫りが深いので、瞳と瞳の上からノーズシャドウを入れる。上下のブラウンシャドウが基本。眉毛はおたまじゃくしみたいなイメージで作ると、滝クリっぽくなる。

ミランダ・カー
彫りが深いので、ノーズシャドウとアイシャドウの2ポイントを抑えるといい。

石原さとみ
結構、まねしやすい。パッツンの黒髪ロングで、目元はタレ目で、黒目がちのカラコンをつける。目と眉毛の幅はちょっと広めで、眉毛の形を平行にするだけで、なんとなく石原さとみっぽくなる。

中村アン
囲み目が印象的なので、上下の粘膜をちゃんと黒で埋める。“今どき眉毛”でもあるので、濃くて太めの眉を作ってあげる。上がり眉だけど、太め。

橋本環奈
大島優子とプロセスは似ていて、異なるのはカラコンの色と眉毛の形、そして涙袋の形。大島優子は目の形と均等の太さで涙袋を描いているが、橋本環奈の場合は目頭から目尻にかけて段々太くなるようなイメージで涙袋を描いてあげる。すると、タレ目感を再現できる。

松嶋菜々子
奥二重が印象的なので両面テープを眉毛のすぐ上に貼り、まぶたを被せるようにする。目の下のほくろもポイント。

TAKAHIRO(EXILE)
結構簡単で、タレ目になるようアイラインを長めに垂れるように描く。そして、涙袋を作る。眉毛は、黒太い感じの上がり眉。あと、もみあげと生え際とえくぼを描く。

羽生結弦
二重の人は一重にするために両面テープをまつ毛のすぐ上に貼り、まぶたを引っ張る。一重にするのか、奥二重にしたいのか、引っ張り具合で調節する。

山田孝之
映画『新宿スワン』の時の山田孝之さんをまねしている。山田孝之の眉毛はすごく特徴的で、すごく黒くてしっかりしている。このまま描いてしまうとゴルゴ13みたいになってしまうので、少し雑に描いてあげる。ちょっとはみ出していたり、雑な感じで自然に見せるのがポイント。

登坂広臣(三代目 J Soul Brothers)
目尻の方に少しシャドウが入るのがポイント。綺麗に整った上がり眉毛で、眉尻がちょっと垂れる感じ。生え際も描いている。

ものまねメイクで、あの佐々木希を目指す!


ここからは、なんと壇上で“ものまねメイク”の過程を披露してくれます。目指すは、佐々木希!


その工程は、以下です。
・まぶた全体に明るめ(ブラウン系)のシャドウを塗っていき、中間のライトブラウンをアイホール全体に塗っていく。
・リキッドアイライナーで細めにラインを入れる。
・涙袋の影を描いていく。アイブロウペンシル(グリーン以外なら何色でも良い。今回はブラウン系)で、ガッチリ描いて良い。それを綿棒で伸ばしていくが、「線を消していく」というより「線を下から削っていく」というイメージ。そうするとファンデーションがとれ、いい感じでグラデーションになる。佐々木希の涙袋はブラウンで描いていることが多いので、明るめのハイトーンブラウンを涙袋全体に塗っていく。
・ブラウンのリキッドアイライナーで、まつ毛の際を薄く埋めていく。実際に佐々木希の目元を見ると、なぜかここに何となくアイライナーが入っているように見える。
・ビューラーをかける。
・マスカラを塗る。
・佐々木希の眉毛はすごいシンプルで、一本線を描くようなイメージ。眉毛の形は、上がり眉毛で若干眉尻は下がるというイメージ。形は、細め。
・スクリューブラシとクリームタイプのコンシーラーを用意し、余分な毛を隠す。
・ノーズシャドウを入れる。その後、鼻筋にハイライトを入れる。
・チークはピンク系の色を使う。ほんのり淡い感じのピンク。
これで、メイクは完成。この状態でモデルさんに後ろを向いてもらい、マスクを着用したら“ざわちんメイク”の出来上がり!



この日はざわちんさんが秘術を公開してくれましたが、そこには鍛錬を重ねたスキルが不可欠なはずです。とりあえず、理論はわかりました。あとは、実践あるのみですね。
(寺西ジャジューカ)