500円以下の神コスパ!埼玉のソウルフード娘娘の「スタミナラーメン」

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札幌・東京・博多などは全国に名を轟かせるらーめん処だが、鳥取の牛骨ラーメンや神奈川のサンマ―メンなどその土地に根差したラーメンが各地に存在する。全国的にはメジャーとは言い難いものの、埼玉県民の筆者として強くオススメしたいのが大宮・浦和を中心に店を構える娘娘(にゃんにゃん)・漫々亭(まんまんてい)系列の「スタミナラーメン」だ。

水戸・天理にもスタミナラーメンは存在するが、埼玉では豆板醤・にんにく・しょうが・豚挽き肉などを炒めた餡をラーメンにかけたもの。値段は店舗によっても異なるが、400円台(昔は300円前後だったらしい)で食べられる財布にもやさしい一品。久々に食べてみるべくお店に行ってきた。

娘娘北浦和店にGO!


スタミナラーメンを提供する娘娘と漫々亭は現在10店舗ほどある。その中でも最も盛況している店舗の一つが北浦和の娘娘だ。このお店は北浦和駅からも歩いて4分ほどで他の系列店より値段は安め。



店内はいかにも大衆食堂といった雰囲気。お酒などを飲むこともできるが、昼時はパパッと食べてお店を出るのが暗黙の了解のようだ。



ラーメンが400円、一番高いメニューでもチャーシューメンの700円とかなりの安さで下手するとチェーン店より安いレベル。今回はスタミナラーメン(450円)と一口サイズのギョーザ(250円)を頼んでみた。



メニューがきた!


店内は20席程度だが、10分としないうちにスタミナラーメンとギョーザが到着。



娘娘北浦和店のスタミナ餡にはもやしが多めに入っているのが特徴。他の店舗のスタミナラーメンにはもやしが入っていないことの方が多い。



さっそくスープと餡を混ぜて飲んでみると、見た目よりも辛くはなく、一般的な麻婆茄子程度の辛さに仕上がっている。唐辛子の辛味とニンニクや生姜の香りはほんのり魚介が香るスープに良く合っており、450円とは信じ難い味だ。

お店によって餡は作り置きだったり、注文が入る時に作ったりとスタイルは違うが、北浦和の店員さんに聞いてみると「この店舗では餡は営業前に仕込んでおります」とのことだった。



餡が使われているので麺に良く絡む。決して麺のクオリティ自体は褒められたものではないが、個人的には500円以下で食べられる最も満足度が高い専門店のラーメンだと思う。



娘娘に来たら絶対オススメなのが小さなサイズのギョーザ。野菜が多めで、肉汁は少ないが、ハッカクが効いておりどこの餃子とも違うオリジナリティがある味に仕上がっている。皮は表面がパリッとしており、他の部分はやや柔らかくモチモチ。卓上のラー油も手作りなので驚きのクオリティだ!



娘娘系列のスタミナラーメンは味が統一されているわけではなく、それぞれ個性がある。もし、何か埼玉方面に用事がある時、スタミナラーメンのことを思い出して立ち寄ってほしい。食べれば埼玉のイメージが変わる……かもしれない。
(埼玉出身やったー麺)