ニューヨークやパリなど流行の最先端である都市にネコカフェがオープンし人気を博していますが、私の住んでいたエストニアにも、なんとネコカフェがオープンしました。「これは行かなきゃ!」と、平日朝の一番空いていそうな時間に潜入取材をしてきました!そりゃ猫カフェに行くのですから、混雑している時間よりも空いている時間に行って、猫を独占したいところです。

ヨーロッパのネコカフェだけあってオシャレ!


店に入るとお客さんはたったの一人!猫と戯れています。



スタッフから店の説明をしてもらい同意書にサインさせられます。入場料は寄付という形で一人5ユーロ(約700円)を最後に支払うようです。



カフェなのでコーヒーなども注文できます。値段は意外と良心的で1杯1.5ユーロ(170円)でした。店内はさすがにヨーロッパの猫カフェだけあって、洗練されていて広い…猫は自由に広い店内を歩き回っていたので、少ないように感じられました。



どうやら猫は、店とお客さんの入れない空間を自由に行き来しているようで、店内の猫の数は猫の気分次第ということになります。店はお客さんよりも猫を大切にする方針のようです。



それでも待っていれば猫が続々と出てきました!いやー猫はどこにいっても可愛い!



夕方になるとお客さんも徐々に増えてきました。エストニア人も猫が好きなようです。



建物の中に入って遊ぶ猫。子供も猫に夢中です。



土日になるとこの店は混んでおり、エストニアでも猫カフェは大ヒットといるようです。しかし、先ほどお伝えしたとおり、店のスペースに比べて猫はかなり少ないので、お客さんが多いと猫にはほとんど触れられないかもしれません。エストニア人は家に犬か猫を飼っているくらい動物好きです。そのため、少ない人口ながら猫カフェがヒットしていると思われます。

店長に色々と質問をしてみた


思い切ってスタッフの方に質問をしてみました。

店長のヘレンさんは、2014年にロンドンに住んでいるときに猫カフェの存在をたまたまテレビで知り、面白いアイディアと思って生まれ育ったエストニアで猫カフェをオープンさせたとのこと。あえて猫を飼っている人が多いエストニアで猫カフェをスタートさせようとしたのですから、並々ならぬチャレンジです!猫は交渉によってはお持ち帰りも可能で、里親を探しているというところも素晴らしい活動ですね。

多くのお客さんは猫を自宅に最低でも1匹は飼っているものの、「もっと猫と触れ合いたい!」とこのエストニアの猫カフェに足を運んでいるようです。店長さんは日本は家が小さすぎて猫が飼えない環境にあるため、猫カフェ文化が発展した事情も知っていました。

店内の猫は現在6匹ですが、最終的には10〜11匹まで増やす計画があるそうです。もしエストニアに行く機会があれば首都のタリンの中心地から約10分で行ける場所にあるので、行ってみてください!
http://nurri.ee/


(小野田正史)