好発進を切った笠りつ子、全英リコーを見据え戦う!(撮影:ALBA)

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<ニチレイレディス 初日◇19日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 新袖コース(6,584ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「ニチレイレディス」が開幕。今季すでに1勝し、トップ10フィニッシュも5回と好調の笠りつ子。この日は前半をイーブンにまとめると、後半は10番でバーディが先行。その後はパーを重ね17番パー3ではグリーン奥約15ヤードからチップインバーディ、最終18番パー5でも3打目を1メートルにつけ連続バーディ締め。3アンダーで首位と2打差の5位タイと好位置につけた。
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 「バーディ、バーディで終れて良かったです。今日はアプローチが良かった」。チップインが最大の見せ場だったが、その他にもピンチも好調なショートゲームで見事にしのいだ。
 今週は「ウェッジを変えました。スペックは一緒ですが」とウェッジを全て新調。パターも同じモデルだがライ角を1度立て、「しっくり構えられるようになった」という。この微調整は「全英(リコー女子オープン)に行くと決めました」と海外メジャー挑戦を見据えてのもの。
 同じスペックでもクラブに個体差はつきもの。それを馴染ませるために今週から使用したが「思った以上に上手くいった」といきなりぴったりとハマった。全英は当初「全然興味がなかった」が、「父親が行きたいというので。出られるチャンスもそんなにないので。出てみようと」出場を決断した。
 「出れば得るものも必ずあると思う」と全英に向けすでに気合は十分。「今日はショットが少しズレていたので、修正して明日は一から全力でいきたい」、渡英前に優勝できれば弾みがつくことは間違いない。バーディ締めの勢いそのまま、明日はトップを狙いにいく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>