宇野常寛

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5月17日、いわゆる“大阪都構想”の住民投票が行われ、0.8%の票差で反対が多数となり否決。橋下徹市長は12月の任期満了をもって政界引退を表明した。同日、評論家の宇野常寛さん(@wakusei2nd) は『Twitter』にて「大阪都構想住民投票、反対多数 大阪市は存続」という朝日新聞の記事を引用し

あーあ。残念……

とツイート。

今に始まったことではないけど、選挙とは情弱高齢者をいかに騙すかで決まるゲームになってしまってるのだな、と改めて痛感した次第です。はい。

と続けた。

これに対し評論家の竹田圭吾さん(@KeigoTakeda)は

選挙結果を受けて高齢者を貶めるのもおかしな話。

とツイート。

宇野さんは

この国は右も左も近過去の成功体験と個人のプライドがなんとなく結びついた世代がマジョリティなので、どんなに必要でもその思い出に冷や水を浴びせるような改革をするくらいなら既存のカビの生えた仕組みと一緒に滅んでいくほうがいいと判断が下されてしまうことが、また一つ証明されたのだと思う。

ともツイートしていたが、それに対しては

反対に投票した方々の中には少なからぬひとが、過剰な資金投入とメディア利用、政権のバックアップを恃みに世論を誘導しようとした維新のやり口に反撥、熟議民主主義を志向しようとしたのではないか。ここにはそういう視点が全く欠けている。

とツイートしている。

今回の選挙、賛成と反対の票が拮抗していたが、20代〜60代は賛成が多数、70代以上のみが反対が多数という出口調査の結果が話題となっており、今後も議論になりそうである。

※画像は『Twitter』より引用