3連勝を狙ったが、対ブラジル戦16連敗と跳ね返された
 連勝スタートで好発進した柳本ジャパン。昨年のワールドグランプリで、あと一歩のところまで追い込んだ王者ブラジルに、対15連敗をストップすべく挑んだが、ストレート負け。この結果に柳本監督は、今年のテーマとしてあげた「−2(アンダーツ)」が強豪チーム相手に、実践できなかったことを敗因に挙げた。サーブで木村が狙われたことについては、「攻撃パターンを変えていかなければ」と相手の戦略に応じ、バリエーションの増加も示唆した。また東京ラウンドを振り返り、荒木や落合、代表デビューした小山ら新戦力が、期待通りの活躍をみせたことを収穫に挙げた。

柳本監督のコメント
今年のテーマは−2(アンダー・ツー)。ここは乱しちゃいけないって時に、決め切れていない。強豪は徹底してそこを突いてくる。あとゲームのバランスですね。いい結果が出ている時に持ち返すシステムを作れば、もっと抵抗できるチームになる。ブロックはあれだけ練習してきたのに、杉山なんかは、ほとんど出ていない。これはしっかりと受け止めていかなければならない。

荒木はいい活躍をしてくれた。小山は実戦でも行けることが分かった。落合は期待通りの活躍をしてくれた。

− 木村が狙われたことについて
サーブレシーブするのは菅山、高橋、木村の3人なのですが、1セット目は軸になるくらいいいレシーブをしていた。フォーメーションを研究して、攻撃のパターンを変えていかなければならないかもしれない。

− はっきりした課題とは?
サーブです。コースをしっかり狙っていかなければならない。そうすれば、ブロックの位置取りが良くなってくる。相手にもプレッシャーになり、レシーブも上がってくる。

柳本ジャパン、木村沙織が狙われた /ワールドグランプリ
狙われた木村沙織、「分かっていたんですが…」
菅山かおる、高橋みゆき「個人の役割ができなかった」
バレーボール・ワールドグランプリ特集 | フォトギャラリー