【ファンキー通信】最強のカンニング技術!? 必勝法はとは?

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 カンニングも命懸けの時代になりました。

 ・・・というのは大袈裟かもしれませんが、お隣中国の学生たちは、とんでもない方法でカンニングを行っているというんです。例えば、使用後の除去手術や鼓膜に穴が開くのを覚悟で極小イヤホンを耳に忍ばせたり、爆発覚悟で電子機器を腹に巻きつけたり・・・。どこまで危険性を認識しているのかわかりませんが、まさにサバイバルゲームといったところ。

 それにしても、もっと安全な方法はないんでしょうか? ということで、決してカンニングを推奨しているワケではありませんが、ちょっとその手段について調べてみました。

 まず、カンニングは、(1)自己解決、(2)他力依存(共同作業)の2種類に大別できるようです。(1)の自己解決は最もポピュラーなもので、通称カンペと呼ばれるカンニングペーパーを身の回りのどこかに隠し持ったり、体・机・椅子などに直接答えを書き込んだりするもの。意外と見つかりにくく手軽な手段ではあるけれど、証拠が残る可能性があり、かつ、ヤマが外れるとまったく意味のないものになってしまうというリスクがあります。

 次に、(2)の他力依存(共同作業)。これは、王道であるのぞき見に加え、最近流行りのハイテク型のものも含まれます。例えば、携帯電話などにイヤホンをつないで、外にいる仲間からオンタイムで試験に関する情報を得たり、メールで解答を共有するなどの手段があります。前者は視力が悪いと有効でなく、不自然な動きが多くなるという危険性もあり、後者は共同作業であるがゆえに、信頼関係や仲間の知能レベルも問題となり、携帯電話の使用に関しては、妨害電波を発信させるなどの対策が練られている場合もあります。

 他にも、透明なシートをカンペとして用いて筆箱に貼り付ける、ネイルアートに見せかけて爪に暗号を書き込むなどの堂々派、また隣の席と答案を交換する、替え玉を行うといった強硬派も。モールス信号のように机をたたく音の回数や速度、咳やくしゃみの回数などで解答を導き出す頭脳派などがいるようです。

 ただ、強硬派においてはあまりにもリスクが高く、頭脳派ではどうしても挙動不審になりがち、かつ正確さに欠けるという点から、失敗に終わる傾向も強いよう。

 「注意されるか否かは別として、実はカンニングはバレていることが多いと思います。実行に移す瞬間に周りの目をチェックしたくなる気持ちはわかりますが、必要以上の目配せは、かえって怪しまれる原因になるんですよ」(試験監督経験者)
 
 カンニングの方法は多岐にわたり、その選択肢の多さゆえに何らかの必勝法があると思ってしまいがちですが、いい点数をとろうと思うだけの意欲と勇気があるならば、是非、そのパワーを勉強に向けてみては・・・?(清川睦子/verb)

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