カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)<4756>は22日、子会社で音楽・映像ソフト販売最大手のTSUTAYAが同第2位の新星堂<7415>と資本・業務提携に合意したと発表した。新星堂が持つ販売網の大半を傘下に収めることで、TSUTAYA は1100店舗、売上高1500億円規模に拡大し、同3位のタワーレコードを大きく引き離す巨大チェーンが誕生する。

 TSUTAYAは6月13日に新星堂が発行する第3者割当増資を引き受け、発行済み株式総数の14.9%にあたる462万7000株を11億4800万円で取得。新星堂の筆頭株主になる。同時に発行される新株予約権2043万株も取得し、行使されれば出資比率48.7%になる。

 業務提携では、新星堂の全270店のうち、音楽・映像ソフト販売を行う230店がTSUTAYAのフランチャイズに加盟。両社の人事交流に加え、商品調達能力を一本化するなど物流の効率化を図り、間接コストの削減を狙うとしている。【了】