「原子力発電反対」と言えば、一見「良い人」のように思われがちだ。「原子力発電賛成」と言えば、「とても悪い人」のように思われがちだ。「Fukushima」原発事故の後だから、なおさらのことだ。「原発反対か、原発推進か」といった二者択一の問題でもないことも、当たり前だ。こういった不毛の争いは、1979年のアメリカTMI(スリーマイルアイランド)事故の後にも、80年代を通じて、しばらく続いたのだ。197