チャンピオンズリーグでユヴェントスと対戦するモナコの首脳陣にとって、多くの選手の契約満了が迫っていたことは悩みの一つだった。チーム全体を壊しかねない状況だった。

だが9日、モナコは4選手との契約延長を発表した。アンドレア・ラッジ、ジェレミー・トゥララン、ダニエル・スバシッチ、ナビル・ディラルの4名だ。

2016年までの契約だった31歳のラッジは、2018年までの契約延長。7月からはサラリーが大幅アップとなる。リーグ最高のDFの一人と考えられる同選手は、負傷で2カ月離脱していたが、先週末スタメンに復帰した。

同じく31歳のトゥラランは、インテルを裏切り、だが大金も断念しての契約延長となる。インテルとの合意にあと一歩と迫っていた同選手だが、最終的には家庭の事情(間もなく4人目の子供が生まれる予定)から、母国にとどまることを望んだ。同じ年俸での2017年までの延長となる。

トゥラランの年俸は税込で270万ユーロ(約3億5000万円)。税別なら140万ユーロ(約1億8000万円)まで下がる。インテルは税別で年俸220万ユーロ(約2億8000万円)、最後の年に260万ユーロ(約3億3000万円)となる条件を提示していた。つまり、トゥラランは合計で300万ユーロ(約3億9000万円)を諦めたのである。

30歳のスバシッチは2019年までの契約延長。29歳のディラルは2018年までの延長となる。